こんにちは。

施術スタッフの竪山です。

今日は、仕事でよく左手を使うことによって、左側の首が痛くなり、頭痛もほとんど毎日ある患者さんの経過を報告させていただきます。

名古屋市在住、２０代、女性、立ち仕事

初検時にお話を伺うと、首の痛みや頭痛だけではなく、左前腕にも痺れがあり、その症状が出始めたのと同じぐらいのタイミングで胃もたれもするようになったとのことです。

また仕事の終わり頃には左の股関節が痛む時もあったとの事です。

頭痛や頸部の痛みも全て左側に発生しています。

まずは、前腕部の神経所見を確認したため、頸椎性の可能性を視野に入れて、検査を行いました。
ジャクソンテスト(-)・スパーリングテスト(-)・TOS系テスト(-)
尺骨神経の走行もチネルサインで追いましたが、反応なし。
いずれも陰性ということは、全身状態をチェックする必要があると判断しました。

猫背(胸椎の後弯)あり、頸肩部の筋緊張硬度。
可動域制限は無くも、鈍痛や後屈時のつまり感が顕著。
頸部の筋緊張が高度であることから、緊張性頭痛の要素も強いのではないかと判断。

また、胃と股関節の疼痛もあることから、代謝機能が低下していると考えました。

胸椎の後弯が強く、呼吸も浅くなっているところを見ると、まずは主訴である首の痛みと頭痛を緩和させるために、骨格から調整していくことにしました。

施術内容
胸椎の後弯(猫背)と頸部の筋緊張の緩和のためにBMK整体
胸椎の伸展を出すための脊椎ストレッチ療法

上記にて施術を行いました。

施術後は全体的に可動域が改善されましたが、前腕部の神経症状は寛解せず。

まずはセルフケアとして、頸部や背中あたりを緩めるエクササイズをお伝えしました。

5日後の2回目の来院時、
首の痛み・頭痛はだいぶ症状は改善されていました。
ペインスケール１０→４
前腕部の神経症状はほぼ消失。
胃と股関節の疼痛も寛解。

３回目の施術は前回より1週間以上期間が空きましたが、首に少し張りがある程度で、頭痛や腕の痺れ、胃もたれ、更には股関節の痛みまでなくなったとの事でした。

お仕事で左手を使うことが多かったので、頸部や左腕にかなり負担がかかっていたと思います。

体の歪みがあると筋肉が本来の力を発揮できずに、疲労を起こしやすくなるので、筋肉が硬くなります。それによって今回は、血管や神経を圧迫して、痺れにまで発展したのかなと思いました。

胃にも股関節にも姿勢不良により負担がかかりやすい状態だったのだと思います。

お仕事が終わった後も痛みなく過ごせれたとの事でよかったです。

エクササイズも続けれてるということなので、この調子でいい状態キープしていきましょう。