主訴
こんにちは。
施術スタッフの加藤です。
今回は起床時に首が痛くなった患者様の経過を報告させていただきます。
以前からずっと頸部に違和感があったそうです。
患者様情報
大府市在住、40代、女性
お仕事内容
保育士(デスクワークよりも現場で保育をすることが多い)
経過と施術内容
以前(数年前)より頸部に違和感があったとのことですが、今回のように鋭い痛みが出たのは初めてとのことです。
初検時は、疼痛逃避のため、頸部を若干側屈させて来院(斜頸)。
頸部の筋緊張が高度で、頸部を回旋(回す動き)や後屈(上を向く動き)に特に大きな制限が見られました。
初検時のアライメントは疼痛高度のため、参考にはしづらく、
まずは疼痛緩和のために物理療法(超音波治療と立体動態波治療)と患部の皮膚リリースをメインに施術しました。
施術後のペインスケール10→6
→10痛かった痛みが6まで下がった。
思ったより寛解が得られませんでしたが、筋緊張がかなり緩和されたため、翌日には徐々に痛みも引いていくのではないかと思い初回施術を終了。
2日後の2回目来院時
ペインスケール10→3
かなり痛みは落ち着き日常生活も支障なく過ごせたとの事でした。
疼痛が寛解したため、アライメントチェック(姿勢や歪みを検査)を行いました。
肩甲骨の前傾(巻き肩)とストレートネックが確認され、以前からかなり首に負担をかけやすい姿勢をしていたことがわかりました。
職業柄どうしても下を向くことが多いためか、このような歪みが起こったのだと考えます。
また、枕が低反発の低い枕を使用して側臥位(横向き)で寝ていたため、頭の重さが常に頸部にかかっていたことが推察されました。
まずはご自身でもケアができるように、脊柱を調整するセルフケアを指導し、同時に枕をパイプ枕に変更し頸部の負担を減らして経過を追うことにしました。
3回目の施術(前回より1週間後)では、ほぼ疼痛消失し、軽度な違和感を残すのみとなりました。
考察
今回の痛みは、仕事や普段の生活で肩や首に疲れがたまっている状態に更に、枕が合わず寝ている間にも首に負担がかかってしまったことが原因だと考えました。
筋違い・寝違いのような症状でしたが、それが起こる前から上記のような負担が積み重なっていたのだと感じています。
日常でご自身でケアができるようになればこのような痛みが出ることもなくなります。
早くスッキリ痛みが取れて良かったです。