主訴
施術スタッフの須崎です。
本日は慢性腰痛の施術結果を報告します。
2010年頃より慢性的な腰痛があり、2020年頃から特に痛み出したそうです。
特に痛みが強くなるような原因はなく、日々の負担が積み重なってきたように感じました。
患者様情報
大府市在住、30代、男性
お仕事内容
立ち仕事で中腰での作業が多い。
日によって、長時間のデスクワークの場合もある。
重いものを持つことも多く、普段から腰に負担をかけていることが考えられます。
通常週休二日はあるものの、繁忙期には14連勤も経験するハードワーク。
経過と施術内容
初診時では、仕事で長時間の座位(1〜2時間程度)で痛みが強くなり、座位が困難になるとのこと。
鎮痛剤も常用しており、も10年以上服用しているようです。
問診中も猫背で姿勢が悪く、骨盤後傾位であったことから、腰椎への負荷が日常的に強いように感じました。
可動域検査では、体幹回旋時(特に左回旋)で背部〜腰部に疼痛があり、後屈動作では腰椎の不安定感があったためか、後屈動作に対する恐怖感がありました。
筋力も検査したところ、インナーマッスルの筋力低下が高度であったため、普段使うアウターマッスルの筋疲労が起こっていることが考えられます。
初回施術は
①疼痛改善を目的とし、筋疲労を緩和するために患部のマッサージ
②アライメント補正(姿勢改善)のために、BMK整体で背部から腰椎・骨盤を調整
③インナーマッスルの筋力を賦活(使いやすくする)させるため、筋賦活療法
上記を行いました。
施術後に疼痛軽減し、当初の半分以下ほどの痛みとなりました。
3日後の2回目施術では体幹回旋動作の大きな改善が見られ、左回旋時の疼痛はほぼ消失。
後屈時の不安感も消失しました。
仕事中(立位)の負荷を軽減させるため、インソールを処置し、荷重のかかりかたを調整。
3回目の施術では、ほぼ疼痛消失、治療の間隔を2週間空けて様子をみることにしました。
考察
初診時での姿勢やお仕事内容から考えて普段の姿勢が胸椎の後弯と骨盤後傾が強いことで、体幹の回旋運動が阻害されていると考えました。
脊柱(胸椎)の柔軟性と骨盤を前傾方向に誘導したところ、可動域の改善が顕著に現れました。
初見時の筋疲労が高度でしたが、2回目の段階でかなり筋緊張の軽減が見られたため、疼痛軽減に繋がったと考えています。
ご本人様は腰の痛みが無い生活は何年ぶりだ。と驚いていました!
痛み止めも飲む事なくなったみたいなので本当に良かったです!!!