はじめに
「腰椎ヘルニアがあるから腰痛は仕方ない」と思っていませんか?
実際には、画像に映ったヘルニアが症状の原因とは限らないこともあります。今回は大府市在住の40代男性・**下平さん(仮名)**のケースをご紹介します。腰痛と右脚の痛みの原因が「股関節」に隠れていたことに気づけた体験です。
目次
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腰椎ヘルニアと診断された下平さん
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腰痛と足の痛み、その特徴とは
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股関節に着目した整体での評価
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アプローチと経過の変化
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まとめ|腰痛は必ずしも腰が原因とは限らない
1. 腰椎ヘルニアと診断された下平さん
下平さん(仮名・40代男性)は大府市在住で、運転業に携わる方です。
整形外科で「腰椎ヘルニア」と診断され、2〜3ヶ月リハビリを続けましたが、腰痛と右脚の痛みがほとんど変わらなかったため、不安な気持ちでわかば接骨院・整体院へ来院されました。
初診時の状態は以下の通りでした。
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足を引きずるような歩き方(跛行)がある
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SLRテストで30°付近から痛みが出る
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痛みは大腿部前面〜膝下前面に集中
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体幹前屈時には痛みが出ない
典型的な腰椎ヘルニアの症状(臀部〜太もも裏〜ふくらはぎの痛みやしびれ)とは少し異なるものでした。
2. 腰痛と足の痛み、その特徴とは
一般的に腰椎ヘルニアと診断されると、「腰が原因」と考えがちです。
しかし下平さんの場合、痛みの出方が典型的なヘルニアと異なり、大腿前面に集中していました。
「ヘルニア=全ての腰痛や足の痛みの原因」ではなく、別の要因を疑う必要があると考えました。
3. 股関節に着目した整体での評価
評価を行った結果、以下の点が確認できました。
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大腰筋の出力が低下している
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骨盤を支える筋群(骨盤底筋や内転筋群)の働きが弱い
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股関節の安定性が不十分
これらから、症状の背景には「腰椎ヘルニア」そのものではなく、股関節の不安定性が関与している可能性が高いと判断しました。
4. アプローチと経過の変化
初回アプローチ
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股関節周囲の筋膜リリース
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骨盤安定性を高めるエクササイズ
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大腰筋の出力向上を目的とした徒手トレーニング
施術後には、SLRテスト時の痛みがほとんど出なくなり、ご本人も驚かれていました。
経過(3週間・計6回)
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2回目:痛みは軽減したが、歩行はまだ困難
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4回目:股関節の安定性が向上し、跛行が大幅に軽減
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6回目:夜間痛や日常生活での痛みはほとんどなく、歩行もスムーズに
筋肉そのものの形は3ヶ月ほどで変化しますが、「出力」は数週間でも向上する可能性があることが示されたケースでした。
5. まとめ|腰痛は必ずしも腰が原因とは限らない
今回のケースでは、MRIで腰椎ヘルニアが確認されていたにもかかわらず、症状は股関節の不安定性が主な要因でした。
整形外科では画像診断が中心ですが、必ずしも映った異常が原因とは限りません。
「腰痛=腰が悪い」という思い込みを手放し、体全体のつながりを見直すことが大切だと感じます。
📍 大府市で腰椎ヘルニアや腰痛にお悩みの方へ
共和駅前すぐの「わかば接骨院・整体院」では、一人ひとりの体を丁寧に評価し、腰痛や脚の痛みの原因を探る整体を行っています。
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