【坐骨神経痛の本当の原因】大腿二頭筋の硬さと癒着が鍵!


坐骨神経痛。。。

「腰から足にかけての痛みやしびれがつらい…」
「立っているだけでお尻がズーンと重い…」
そんな症状で悩む方の多くが経験するのが坐骨神経痛です。

一般的には“神経が圧迫されている”と説明されますが、
実際には**「圧迫だけが原因ではない」**ケースが非常に多いのです。

今回は、大府市共和駅前のわかば接骨院で多くの坐骨神経痛を施術してきた経験から、
私が感じている「坐骨神経痛の本当の原因」について、
少し専門的に、でもわかりやすくお話しします。


坐骨神経痛とは?まず知ってほしい基本の考え方

坐骨神経痛とは、腰から足に伸びる「坐骨神経」がどこかで圧迫されたり刺激されたりして、
お尻や太もも、ふくらはぎ、足先にかけて
痛みやしびれ
が出る状態をいいます。

ここで重要なのは――
坐骨神経痛というのは『病名』ではな『症状名』であるということ。

つまり「坐骨神経痛」と診断されても、
「原因がどこなのか」は人によってまったく違う、ということです。


一般的に言われている坐骨神経痛の原因

病院や整形外科では、坐骨神経痛の原因として次のようなものがよく挙げられます。

  • 腰椎椎間板ヘルニア

  • 腰部脊柱管狭窄症

  • 梨状筋症候群

  • 腰椎すべり症・分離症

  • 変形性腰椎症

これらはいずれも、「腰やお尻の奥で神経が圧迫される」ことが根本にあります。
MRI検査でヘルニアが見つかると、
「原因はこれですね」と言われるケースも少なくありません。

でも、ここで大切なポイントがあります。


“ヘルニアや脊柱管狭窄症などがある=痛い”とは限らない

僕の臨床経験では、MRIでヘルニアや脊柱管狭窄症などが見つかっても痛みがない人はたくさんいます。
実際に研究でも、「日本人の10人に1人、もしくは20人に1人は無症状のヘルニアを持っている」と言われています。

つまり、ヘルニアや脊柱管狭窄症など、器質的な問題があっても痛くない人がいる一方で、
ヘルニアなどがなくても坐骨神経痛の症状が出ている人もいるということです。

では、何が本当の原因なのか?


私が考える「坐骨神経痛の本当の原因」

私が施術の中で一番強く感じているのは、
「ハムストリングス(太ももの裏側の筋肉)」の硬さと癒着こそが、
坐骨神経痛を引き起こす大きな要因になっているということです。


🧩 ハムストリングスと坐骨神経の関係

坐骨神経は、骨盤の深いところから出て、
お尻の筋肉の下を通り、太ももの裏(ハムストリングス)の間を走っています。

つまり――
ハムストリングスが硬くなったり、
筋膜や周囲組織と「癒着(くっつき)」を起こしたりすると、
その通り道で神経が引っ張られたり、圧迫されたりするのです。

腰の骨に問題がなくても、
筋肉レベルで神経が刺激を受けることで、
坐骨神経痛のような痛みやしびれが出る。

これが、私の臨床現場で何百人と見てきた共通点です。


実際の症例から見る「改善のポイント」

例えば、ある患者さん。
整形外科で「ヘルニアが原因」と言われて、手術を勧められていました。
しかし、わかば接骨院でハムストリングスの癒着を丁寧に取り除いていくと、
わずか3回の施術で足のしびれが緩和しました。

MRI画像には確かにヘルニアが写っていました。
でも、ヘルニアそのものを“治した”わけではありません。
神経を引っ張っていた筋肉の硬さを緩めただけ。

これこそが、坐骨神経痛の本質なのではないかなと考えています。


🎥【ビフォーアフター動画】

👉 実際に歩くのもつらかった患者さんが、施術後にスムーズに歩き、足を軽く動かせるようになった様子をご紹介します。
「本当ヘルニアや脊柱管狭窄症などの気質的な問題だけが原因じゃない」ということが、映像でよく分かります。


なぜ筋肉の硬さが神経を刺激するのか?

神経というのは「ゴムのように柔軟」であることが理想です。
ですが、周囲の筋肉が固まると、その神経は動くたびに引っ張られるようになります。
この“引っ張られストレス”が積み重なると、
神経の周囲に炎症が起き、結果として「坐骨神経痛」と呼ばれる状態になるのです。

特にハムストリングスは、
座りっぱなしの仕事や長時間の運転、冷えなどで固くなりやすい部位。
現代人に多い生活習慣が、
まさに坐骨神経痛を招いているともいえます。


わかば接骨院のアプローチ

当院では、まず「どこで神経が刺激を受けているか」を徹底的に検査します。
腰・骨盤・お尻・太もも、それぞれの筋肉や関節の動きを細かくチェック。

そのうえで、

  • ハムストリングスの癒着除去

  • 殿筋群(お尻まわり)のリリース

  • 骨盤の安定性を高める施術

  • 神経滑走(神経がスムーズに動くようにする)エクササイズ

を組み合わせて行っていきます。

一度の施術で劇的に変わる方もいれば、
数回をかけてじっくり改善していく方もいますが、
共通しているのは「変化を感じる瞬間がある」ということ。

「足のしびれが軽くなった」
「夜ぐっすり眠れるようになった」
そんな言葉をいただくたびに、
“人間の体って本当に正直だな”と感じます。


坐骨神経痛のセルフケア3選

ご自宅でもできる、簡単なセルフケアを紹介します。
※痛みが強くなる時はすぐにやめてください。

① 太ももの裏のストレッチ

壁やイスに足を乗せ、軽く前屈。
呼吸を止めずに20秒×3回。
強く伸ばしすぎず、“じわ〜っ”がポイント。

② お尻のほぐし(テニスボール)

テニスボールをお尻の外側に当て、
体重をかけながら30秒ほどゆっくり呼吸。
痛気持ちいいくらいがベストです。

③ 姿勢リセット

長時間座る人は、1時間に1回は立ち上がって背伸び。
腰やお尻の血流を整えるだけでも、
神経の圧迫がぐっと減ります。


まとめ:神経を攻めるより、筋肉をゆるめよう

坐骨神経痛という言葉を聞くと、
「神経が悪い」「ヘルニアだから、脊柱管狭窄症だから仕方ない」と思ってしまう方が多いですが、
実際はその周りの筋肉や癒着が根本原因であることが多いのです。

つまり、
“神経そのもの”を治すより、“神経を取り巻く環境”を整えることが大切。

わかば接骨院では、痛みを取るだけでなく、
再発しない身体づくりまでサポートします。

「もう手術しかない」と言われた方でも、
諦める前に一度ご相談ください🍀
あなたの体にまだ眠っている“治る力”を一緒に引き出していきましょう。

執筆者:院長 須崎 章博

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