ぎっくり腰の前兆
ぎっくり腰は何の予兆も無く突然起きると思われがちですが、実はぎっくり腰になる前に前兆があるのです。
以下のような症状があれば、ぎっくり腰の前兆の可能性があります。
・腰にいつもだるさを感じる
・起床時に腰に痛みがある
・腰がつっぱているように感じる
・骨盤周辺に痛みがある
・寝返りを打つと腰周辺に痛みが走る
・季節の変わり目に腰に痛みや違和感がある
・足の裏に痺れがある
・長時間座っていたり、夕方になると腰が痛くなる
以上のような症状が出ている場合は、いつぎっくり腰に襲われてもおかしくありません。
ぎっくり腰発症からの流れ
ぎっくり腰になってしまったらどのような流れで症状が落ち着いていくのでしょうか?
まずは「絶対安静」が必要です。
ぎっくり腰は急性の腰痛なので、発症直後は激しい炎症が起きているのです。
発症初日から3日目ぐらいは、激痛で動けなくなります。
ほんの少しの刺激でも叫ぶほどの痛みで、眠ることもできない人もいます。
その後、徐々に痛みが落ち着き、かろうじて動くことはできるようになります。
発症から一週間程度経つと、普通の動きができるようになり痛みを感じる頻度が減ります。
二週間程度でほぼ通常通りに動けるようになります。
ぎっくり腰後の応急処置
ぎっくり腰になった直後は、その場でできる応急処置をして対処しましょう。
まずは安全を確保して、人やクルマが通らない場所に移動します。
痛みが強く、動けない場合は周りの人に助けてもらい移動しましょう。
安全な場所についたら、身体を横にして安静にします。
横に慣れない時は、壁にもたれて痛みが落ち着くのを待ちます。
落ち着いたら炎症を抑えるために、患部を冷やして下さい。
直接皮膚にあてると凍傷の恐れがあるので、タオルなどをクッションにして冷やしましょう。
また長時間当て続けても皮膚を傷めるので、10分ほど当てたら休憩するようにしてください。
痛みが治まらなければ医療機関へ
ぎっくり腰は通常、適切な処置をすれば時間の経過と共に痛みは治まっていきます。
しかし、間違った処置をしたり痛みがあるのにもかかわらず安静にしなかったら、いつまでも痛みが引かない場合もあります。
普段から全く腰に負担をかけていない人や腰痛がない人がぎっくり腰を発症する事はまれです。
早めに前兆に気付き、ぎっくり腰を予防する事がいちばん重要です。
ぎっくり腰の痛みはかなり激しく、少なくとも数日間は痛みに苦しまなければいけません。
また一度発症すると、再発の恐れもあります。