膝の痛みと治療について

膝関節のはたらき

人間の身体はたくさんの関節がそれぞれに正常に働くことによって、細かい動作や人間らしい動きができています。

下半身にある大きな関節は、股関節・膝関節・足関節の三つです。

下半身の関節は歩いたり走ったりといった動きをするほかに、体重を支えるという働きもしています。

特に膝関節は、可動域が広く日常の様々な動作に膝関節が活躍しています。

例えば、平らな道を普通のスピードで歩くだけでも体重の1.5倍~2倍程度の負荷が膝にかかり、階段をのぼりおりする時には2倍~3倍、走ると5倍以上の負荷がかかってしまいます。

このように膝関節には動くたびに何らかの負担がかかっているため、非常に痛めやすい関節でもあるのです。

私たちは普通に生活しているだけで、膝に大きな負荷をかけているのです。

膝の痛みの治療とは

膝関節の痛みの治療は「保存療法」と「手術療法」の二つに大きく分けられます。

この二つの治療法の内容について以下にご紹介します。

●保存療法

保存療法は一つの手段を進めていくというよりは、いくつかの治療法を組み合わせて症状の緩和を促進していくという方法です。

薬物療法や電気治療、温熱療法、リハビリテーションを症状に合わせて同時進行で行います。

現在、膝の痛みの治療で主に行われているのはこの保存療法であり、保存療法で症状の緩和が見られないもしくは悪化していく場合は、手術療法が選択されます。

●手術療法

手術療法は、膝に内視鏡を入れて痛みのもととなっている軟骨や突出した骨などを取り除く方法や、人口の膝関節を入れる方法などがあります。

直接痛みの原因を除去することができるというメリットがありますが、手術後の回復に時間がかかったり、完治する可能性が低いなどの問題点もあります。

膝関節症のリハビリ

狭くなった膝関節の可動域を改善するために、膝の曲げ伸ばし運動をします。

膝の曲げ伸ばしは膝に痛みや違和感がある状態で行うとつらいので、入浴中に行うことをおススメします。

入浴中は筋肉がほぐれて動かしやすくなっていますし、お湯の中なので重力もかかりません。

膝関節の曲げ伸ばしは一気にやると逆に膝を痛めることがあるので、可動域を少しずつ大きくしていくイメージでゆっくりと根気よく行うことが大切です。

膝関節のリハビリでもう一つ大切なのが、筋力をつけることです。

膝周りや太ももの筋肉が発達していれば、その筋肉が膝を支えてくれるので膝への負担が軽減されます。

筋肉をつけるためには運動をするのが有効ですが、膝を痛めている状態で無理に歩いたり走ったりすると症状が悪化する恐れがあります。

膝に痛みがある場合に足の筋肉を鍛えるリハビリをするのなら、温水プールなどでウォーキングを行うのが良い方法です。

水の浮力が膝への負担を軽くしてくれるので、楽に筋肉を鍛えることができます。

リハビリは間違ったやり方をすると逆効果になることがあるので、専門家の指導を受けて行いましょう。

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