冬にひどくなる腰痛と対策について

1516327935

いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
院長の須﨑です。

冬は腰痛が悪化しやすい

腰痛は夏から秋、冬へと季節が移り替わって気温が下がり始める時期になると症状が悪化していく傾向にあります。

寒くなると腰痛が悪化する理由としては、

・冷えによる血流悪化
・運動不足
・寒さによる筋肉のこわばりや緊張
・室内と外気の温度差

といった冬特有の事情が関係しています。

住んでいる地域にもよりますが、四季の変化が比較的はっきりしている日本では、夏と冬の気温差が10~15度にもなります。

この気温差が腰やその周辺の筋肉に負担をかけ、腰痛の悪化に繋がっていくのです。

冬の腰痛対策で最も大切なのは、「冷え」対策です。

一度体が冷えてしまうと再度温めるのに時間がかかるので、できるだけ冷やさないようにすることがポイントになります。

今回は、冷え防止を中心に冬に腰痛を悪化させないための対策をご紹介します。

冷えを防ぐ服装のポイント

冬の冷えを防ぐためには、服装がとても重要です。

特に、女性の場合は冬でもファッションのために体を冷やす服装を選びがちです。

しかし、冷えやすい服装ばかりしていると腰に負担がかかり、腰痛発症に繋がってしまいます。

以下に服装でできる工夫をご紹介します。

腰回りを冷やさない

腰回りが冷えると、血行が悪化し筋肉が柔軟性を失うので少し動いただけでも激しい痛みを感じるようになります。

短いスカートやハーフパンツは、下半身を冷やします。

また、腰やお腹周りには消化器官や生殖器もあるため、冷やすとこれらの臓器にも負担をかけてしまいます。

できれば寒い時期にこのような服装は避けたいところですが、着用する場合は腹巻の使用をおすすめします。

昔の腹巻は分厚いものが多く、外から見ても明らかに腹巻をしているのが分かってしまうという事で敬遠されていました。

しかし、最近の腹巻は薄手で保温性も高くなっているので、インナーとして着用しても違和感はほとんどありません。

腹巻を一枚しているだけで、腰が冷えるのを防ぐことができます。

また、お腹を温めると胃腸や子宮などの内臓の冷えも防ぐことができ、寒さによる体調不良防止にもなります。

窮屈な服装は避ける

身体にピタッと密着するような服装は、一見皮膚にフィットして温かそうに見えます。

しかし、例えばスキニージーンズのようなアイテムは、逆に冷えやすくなる恐れがあります。

なぜなら、窮屈な服装は皮膚を圧迫し、血流を阻害するからです。

このような服装で長時間過ごしていると、血行が悪くなり体温が下がってしまいます。

加えて、身体が締め付けられていると呼吸も浅くなり、十分な酸素を体内に取り込めなくなります。

酸素が足りないと代謝が下がり、体温が下がっていくのでますます冷えや寒さを感じるのです。

できるだけ締め付け感の少ない、余裕のある服を着た方が腰のためにもなるでしょう

部屋着・寝間着にも工夫を

室内で過ごすときに着る部屋着や寝間着は、あまり重要視していない人も多いですよね。

確かに暖房が入っている室内ならそれほど冷え対策をする必要はないように感じます。

しかし、室内だからと言って必ずしも冷えにくいというわけではありません。

暖房の暖かい空気は高い所に溜まる性質があり、足元や下半身は暖房が入っている室内でも冷えてしまいがちです。

おすすめは厚手のレッグウォーマーや靴下です。

毛糸やカシミヤが入っているものを選ぶと、より保温性がアップします。

部屋着や寝間着の素材は、柔らかく肌触りの良いものを選びましょう。

蓄積した疲労を回復し、傷や炎症を少しでも早く治癒するために、リラックスできる服装で安眠を得ることが重要です。

食事でできる冷え対策

食事を工夫することで、身体の内側から冷えを予防することができます。

冬に旬を迎える食材は、身体を温める作用を持つものも多いので積極的に取り入れていきましょう。

身体を温める食材としては、

・鶏肉
・かぶ
・ショウガ
・ネギ
・ピーマン
・干しエビ
・かつお
・小豆

などが挙げられます。

これらの食材を加熱して食べるとさらに体を温める効果が高まります。

生食はどんな食材でも体を冷やすことになるので、避けた方が無難です。

お好みの食材を組み合わせて、鍋やスープにしてみましょう。

入浴でできる冷え対策

入浴は、効率よく体を温める方法のひとつです。

わざわざお湯を張ってお風呂に浸かるのが面倒に感じて入浴をシャワーで済ませてしまう人も多いですが、腰痛解消や冷え対策のためには湯船に浸かるのが有効です。

ポイントは「ぬるめのお湯にゆっくり浸かること」です。

40度前後のお湯に5~10分ほど浸かると、身体が芯からぽかぽかと温まり、お風呂から出た後も湯冷めしにくいのです。

入浴には筋肉の緊張をほぐし、疲労回復や精神をリラックスさせる効果も期待できます。

お風呂に入りながら音楽を聴いたり本を読んでみたりして、湯船に長めに使ってみましょう。

毎日入浴するのが難しい場合は、1週間に1~2回ほどゆっくり入浴するようにしてください。

今回ご紹介した身体を冷やさない方法の中から自分に合ったものを組み合わせて、寒い冬の腰痛を予防できると良いですね。

腰痛に関する治療の詳細についてはこちらをご覧ください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

わかば接骨院 整体院

わかば接骨院 整体院

住所
〒474-0074
愛知県大府市共栄町9-3-3ディアコートすず1F
交通
共和駅から徒歩1分
TEL

お問い合わせ、ご相談はお気軽にお電話ください

0562-47-1101
営業時間
9:00〜13:00
15:30〜20:00
  • ※祝日は18:30まで受付