わかば接骨院院長の須崎です。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は『猫背はあなたの身長を3cm低くする』について書いていきたいと思います(^O^)
猫背を改善してあと3cm
背の高さに悩んでいる人はできることなら1cmでも2cmでも背を高くしたい!と、願うこともありますよね。
猫背を矯正するとその人が本来持っている身長となるため、「あと1cm」の1cmを伸ばすことができるかもしれません。
首が前へ出てしまう「ストレートネック」や、背中が丸くなっている「猫背」の人は矯正効果が出やすく、首が元の位置になり、背中の丸まりがとれると、個人差はありますが3cm程身長が伸びる場合もあります。
もちろん骨自体が伸びているわけではなく、矯正することでその人が持っている本来の身長となるため数値が伸びるということです。
元々自分が持っている身長になるわけですから、身長の伸びが止まる思春期以降の子どもや成人後でも、猫背が原因で本来の身長より低くなっている場合は、その数㎝は元に戻すことが可能なのです。
猫背の原因と身体への影響
胸骨から上腕骨にかけてついている大胸筋(だいきょうきん)。
大胸筋は胸の上部にある大きな筋肉で腕を動かす、呼吸運動をするなど大切な役割をする筋肉です。
私たちは目も鼻も口も体の全面についているので、日常生活のほとんどの作業を体の前側で行うことが自然です。
デスクワークでのパソコン作業、スマホやタブレットを長時間操作するなど、大胸筋を使い続けていることで大胸筋は緊張状態が続き縮こまり硬くなってしまうのです。
それに伴って背中の肩甲骨が外に開いて「猫背」と言われる姿勢になっていきます。
背中を丸めてスマホを見ていた時間と同じだけ肩甲骨を内側に寄せ、胸を開くような姿勢をとることができれば猫背の心配はありませんが、こうした動作は日常生活の中では意識的にする以外自然に行えるものではありません。
猫背の姿勢を長時間とり続けることで筋肉が固まって癖がついてしまい、猫背姿勢を楽に感じるようになり、ますます猫背姿勢になるという悪循環が起こります。
猫背姿勢は本来あるはずの身長を低くしてしまう以外にも、全身に様々な影響を及ばすと言われています。
肩こり、腰痛の原因になる
猫背姿勢をとるとわかる様に、頭の位置が前方に出てきます。
それにより重い頭を支える首や肩周辺の筋肉により大きな負担がかかり、肩こりを引き起こし、血流不良により頭痛の原因にもなります。
また、猫背になることで上半身の重心位置がずれてしまうことから、骨盤に負担がかかり腰痛を招くこともあります。
腹筋や背筋の低下
規則正しい生活や適度な運動によって脊柱前後にある腹筋や背筋がバランスよく働いていると上半身が上手く支えられて、猫背姿勢になる可能性が低くなります。
一旦猫背になってしまうと、腹筋や背筋が使われなくなってしまうことから徐々に筋力が低下していきます。
よい姿勢を維持しようとしても筋力がなくてすぐに元の猫背に戻ってしまったり、重い物を持ち上げようとしても、持ち上げられずに腰や他の関節を痛めてしまったりということがあります。
消化不良
猫背姿勢になると、お腹がつぶれた状態が続きます。
腹部がつぶれた状態では胃腸も同様に押しつぶされているので、食べたものの消化が悪くなるなど、内臓の働きが低下し体調不良の原因となります。
バストの下垂
バストの土台となってバストを支えている筋肉が大胸筋です。
大胸筋が収縮している状態の「猫背」では、大切な土台がバストを支えきれなくなり、バストのハリを奪い、バストの垂れを引き起こすのです。
男性の場合も同様に、大胸筋の発達による魅力的な分厚い胸板は、猫背によって退化してしまいます。
日々の生活を見直して猫背を改善
日常生活の中で「猫背」を意識することで、猫背は少しずつ改善できます。
本来持っているはずの残り数㎝の身長を取り戻すためにも、少しの意識と簡単なストレッチを続けていきましょう。
猫背を作る生活習慣を意識する
・柔らかいソファーに深く座る(柔らかすぎるソファーは骨盤が倒れて良い姿勢を保つことができません)
・ゲームやスマホをする時にあぐらをかく(あぐらをかくと腰に負担がかかるだけでなく、画面に夢中になるとどうしても背骨が曲がり猫背になります)
・家に全身をチェックできる鏡がない(自分の姿を客観的に確認できず、悪い姿勢を続けてしまいます)
・偏った運動だけをする(偏った運動では体を使う部分が限られて更に体のバランスが崩れてしまうため、全身をバランスよく使うラジオ体操などが効果的です)
体が丸まってきたと思ったら、背中を伸ばすストレッチなどを小まめに行うことで、正しい姿勢が維持しやすくなります。
わかば接骨院でも、猫背が原因の痛みや不調に関する相談を受け付けております。