スポーツと肉離れについて

スポーツ中の肉離れ

スポーツ選手が「肉離れを起こして試合を途中退場」などというニュースを見たことがありますか?

肉離れとは、スポーツ中に起こりやすい症状のひとつで、筋肉の断裂のことです。

肉離れは筋肉がグーッと伸びているときに、その部分に強い力が加わって筋肉が切れてしまった時に起こります。

「ブチッ」という何かが切れた音とともに、激しい痛みが発生するというパターンが多いです。

肉離れの主な症状としては、患部を動かすと激しい痛みを感じることと、皮下出血がみられる場合があることなどです。

重症の場合は動かすことも出来ないほどの痛みがあり、患部に陥没がみられることもあります。

肉離れの原因

肉離れが発症する原因は以下のようなものがあります。

●過剰な負荷

急激な負荷を筋肉にかけた場合や、瞬発力が必要とされるスポーツ中に起こる可能性が高いです。

肉離れが最も起こりやすいのが太ももとふくらはぎです。

この部分は走る、ジャンプするといった動作をする時に強く引き伸ばされる部分であるため、そのぶん負荷もかかりやすいのです。

このような事態を防ぐためには、スポーツを始める前にしっかりと柔軟をしておくということです。

筋肉の柔軟性を高めて、筋肉に急激な負荷がかかっても耐えられるようにしておくことが大切です。

また、筋肉に疲労が溜まっていると衝撃や負荷に耐えきれないため、重症化する可能性が高くなります。

●背中や腰の筋肉がかたい

背中や腰の筋肉は、手足の筋肉とつながっているため、固くなっていると肉離れを起こしやすくなります。

腰の筋肉が引っ張られて、手足の筋肉も引っ張られるようになって全身の筋肉がパツパツになっています。

このような状態で、体を思いっきり動かせば筋肉が断裂しやすいですよね。

●気温の変化

寒い時期には体が冷えやすく、冷えた状態のまま体を動かすと肉離れが起きやすいです。

冷えたままの筋肉は、柔軟性が低く動きも悪いため、簡単に断裂してしますのです。

寒い季節に外で運動する時には、入念にウォーミングアップを行いましょう。

肉離れの治療

肉離れは患部が炎症を起こしている状態なので、まずは安静にすることが重要です。

肉離れになったら、スポーツ障害が起きた時に行われるRICE処置をするのが基本となります。

RISE処置とはそれぞれの頭文字をとって、安静・アイシング・圧迫・挙上の処置を行うことです。

応急処置を行った後、しばらくして炎症がおさまってきたら、温熱療法に切り替えます。

温めることで、自然治癒力を高めて血行を促進させて回復を早める効果があります。

肉離れは自然に治ることもありますが、間違った処置をすると症状が長引くこともあります。

心配であれば、医療機関で適切な処置をしてもらいましょう。

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