日常生活に支障が出る膝痛
膝は私たちの体重を支え、歩く・座る・走るなどといった動作をするために重要な役割を果たしています。
膝痛になると階段をのぼるのも辛くなり、スポーツなども思いっきり楽しむことができなくなります。
膝の曲げ伸ばしに痛みが出るようになるのが、膝痛の初期症状です。
最初は「膝を曲げるとちょっと痛いな・・」と感じるようになり、いつの間にか膝をかばうような歩き方をするようになってしまいます。
長時間歩くことは困難になるので、外出や旅行も控えるようになり家に引きこもりがちになってしまう人もいます。
女性の場合はヒールの高い靴を履くと余計に膝に負担がかかるため、ヒールのある靴が履けなくなってしまいます。
また膝が冷えると痛みが増すことが多いため、膝を隠すような服装を選ぶようになり、ファッションを楽しむことができなくなる場合もあります。
膝痛の対策
膝痛が悪化すると普通の日常生活が送れなくなってしまいます。
膝の健康を保つことは、趣味やスポーツを長く、楽しく続けるためにも大切です。
自分でできる膝痛対策を以下にご紹介します。
●肥満解消
膝は人間の体重を支えている部分なので、体重が増えると負担も増加します。
膝への負担を減らすために肥満解消は効果的です。
特に急激な体重の増加は、膝への負荷が急激に増えるため膝痛が発生する危険が高まります。
●運動不足の解消
肥満は膝痛の原因になりますが、筋肉が無さすぎるのも膝痛の原因になってしまいます。
運動不足によって筋力が不足すると、膝関節の動きが悪くなり膝が硬くなります。
そうすると、筋肉も固まってしまい膝の痛みが起こりやすくなります。
●姿勢の改善
膝痛は左右のバランスが崩れた姿勢や歩き方をする人に多い傾向があります。
また女の子座りや横座りも片方の膝に大きな負担をかけてしまうため、関節の軟骨が擦り減って痛みが出ます。
片方の膝に痛みが出ると、その膝をかばうような姿勢を取り、余計に膝が痛くなるという悪循環に陥ります。
自分の姿勢は人から見てもらわないとわからない部分もあるので、他人にゆがみの確認をしてもらうことをおすすめします。
膝痛の放置は危険
膝痛は痛みがひどくなり、歩けなくなるほどになってから病院を受診する人が多いです。
しかし、膝関節の炎症が重度になると膝に水がたまるようになります。
いちど水がたまると再発しやすくなり、何度も水を抜く治療をしなければいけなくなります。
膝痛は早い段階から対策をし、できるだけ健康的に過ごせるよう工夫しましょう。