「交通事故後から腰痛が続いていて、なかなか取れない…」
そんな悩みを抱える方は少なくありません。特に産後のママさんの場合は育児による負担も重なり、回復が遅れてしまうこともあります。
今回は大府市にお住まいの30代女性・**山田さん(仮名)**の症例をご紹介します。交通事故をきっかけに腰痛が悪化し、産後の体の変化も加わって辛い日々を送っていましたが、整体とエクササイズを組み合わせることで少しずつ楽になっていきました。その過程を詳しくお伝えします。
目次
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交通事故後に続いた腰痛の背景
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腹直筋離開が回復を妨げていた理由
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わかば接骨院・整体院でのアプローチ
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ご自宅で取り組んだエクササイズの効果
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腰痛でお悩みの方へのヒント
1. 交通事故後に続いた腰痛の背景
山田さんは2025年5月に交通事故に遭われ、それ以降腰痛が悪化しました。整形外科に通院したものの思うように改善せず、知人の紹介でわかば接骨院・整体院に来られました。
産後約1年が経過しており、小さなお子さんを抱えての生活。前かがみの姿勢や抱っこのたびに強い痛みが出てしまい、日常生活がとても大変だったそうです。保険会社とのやり取りも精神的な負担となり、心身ともに追い込まれていました。
2. 腹直筋離開が回復を妨げていた理由
初回の評価では、腰椎や骨盤の可動性が低下していることが分かりました。さらに大きな問題は腹直筋離開(ふくちょくきんりかい)でした。
副直筋離開とは、腹直筋の中央が裂けるように開いてしまう状態です。特に産後の女性に多く、腹筋の働きが弱まるため腰や骨盤を安定させる力が不足してしまいます。
山田さんの場合、大腰筋や腹筋群の筋力低下も強く、腰を支えるために背中の筋肉に常に負担がかかる → 反り腰になる → 腰痛が治りにくいという悪循環に陥っていました。
3. わかば接骨院・整体院でのアプローチ
施術では、まず腰部〜臀部にかけて筋膜リリースとマニピュレーションを行いました。あわせて骨盤や胸郭の可動性をつけ、開いていた肋骨を閉じやすくする運動を取り入れました。
初回の施術後には腹直筋離開の幅が「指2本分」から「1本分」に縮小。腰痛も半分程度まで和らぎました。
ただし筋力低下が強いために、2回目以降は戻ってしまうこともありました。そこで週1回の施術+エクササイズ指導を組み合わせて、安定させる方針に。
4. ご自宅で取り組んだエクササイズの効果
山田さんは指導したエクササイズを自宅でも継続されました。骨盤と胸郭の動きを高める運動や、腹筋を正しく使えるようにするトレーニングです。
その結果、1か月後には腹直筋離開は「指1本程度」で安定し、腰痛も半分以下に。3か月経過時には痛みはほとんど感じない状態にまで変化しました。
「子供を見てもらえる環境で安心して整体に通えただけでなく、エクササイズのおかげで体がしっかり支えられるようになった」と喜ばれていました。
5. 腰痛でお悩みの方へのヒント
交通事故による腰痛は、単なる打撲や炎症だけではなく、産後の腹直筋離開や筋力低下が背景に隠れている場合もあることが分かります。
整形外科ではレントゲンで骨の異常がなければ「問題なし」と言われることも多いですが、実際には筋肉や姿勢の問題で腰痛が長引くケースも少なくありません。
下記に簡単な比較表をまとめました。
施術先 | 対応の特徴 | 限界になりやすい点 |
---|---|---|
病院・整形外科 | レントゲン・湿布・薬・ブロック注射 | 骨に異常がなければ原因不明とされやすい |
他の整体 | マッサージ中心・一時的な緩和 | 筋膜・姿勢・腹直筋離開など細部は見落とされやすい |
わかば接骨院・整体院 | 姿勢評価・筋膜リリース・エクササイズ指導 | 施術と生活習慣改善をセットで行うことが前提 |
まとめ
山田さんのケースでは、交通事故で悪化した腰痛が「腹直筋離開」と「筋力低下」によって回復しにくい状態になっていました。しかし、整体施術とエクササイズを並行することで少しずつ変化し、現在は育児や生活に支障がないレベルまで回復されています。
腰痛に悩む方は「骨だけでなく筋肉や姿勢の問題もあるかもしれない」と視点を広げてみることが大切です。
執筆者:院長 須崎 章博
📍大府市共和駅 徒歩1分|わかば接骨院
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