「首の痛みが強くて、練習や仕事に集中できない…」
そんな悩みを抱えている方は少なくありません。特に格闘技やスポーツで首に衝撃を受けやすい方は、慢性的な痛みや神経症状に苦しむこともあります。
今回は大府市にお住まいの30代男性・**佐野さん(仮名)**の症例をご紹介します。格闘技の先生という仕事柄、日常的に首へ大きな負担がかかっていました。数年前から首の痛みを抱えながらも続けてきましたが、この数か月で症状が強まり、右腕にまで神経のしびれが出るようになってしまったのです。
目次
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数年前から続く首の痛みと神経症状
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検査で分かった「バーナー症候群様」の可能性
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わかば接骨院・整体院で行った施術内容
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自宅で取り組んだエクササイズの工夫
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首の痛みに悩む方へのアドバイス
1. 数年前から続く首の痛みと神経症状
佐野さんは格闘技の先生として、日々生徒さんへ技を指導していました。立ち技や寝技の練習を繰り返す中で、タックルを受けたときに首から右腕にかけてビリッと神経が走る感覚が頻繁に出ていたそうです。
数年前から首の痛みはありましたが、だましだまし練習を続けていました。しかし数か月前からは症状が強まり、右腕への神経症状も増えてきて「さすがに限界」と感じ、知人の紹介でわかば接骨院・整体院に来院されました。
2. 検査で分かった「バーナー症候群様」の可能性
初診時の評価では、首の痛みは右後頸部から肩甲骨周辺にかけて強く出ていました。首の可動域は特に右側屈で制限がありましたが、ジャクソンテストやスパーリングテストは陰性で、握力や筋力にも問題はありませんでした。
そこで神経学的な検査をさらに行ったところ、腕神経叢にストレスをかけた際に陽性反応がありました。これはラグビー選手などに多い「バーナー症候群」と呼ばれる症状に似ており、首や肩の神経が圧迫や牽引を受けて起こるものです。
加えて評価の中で、ストレートネックと胸郭の硬さが確認されました。首が前方に出て胸郭が動かないことで、首にかかる負担が増し、痛みや神経症状につながっていたと考えられました。
3. わかば接骨院・整体院で行った施術内容
施術ではまず、首や肩の表層の皮膚の滑走性を高めるリリースから行いました。さらに深層の筋膜リリース、そして頸椎や胸椎に対するモビリゼーション(関節の動きをつける施術)を実施。
特に胸椎の可動性がほとんど出ていなかったため、重点的に動きを引き出すように行いました。その結果、初回施術後には首の痛みや右側屈の制限が半分程度まで軽減しました。
4. 自宅で取り組んだエクササイズの工夫
施術だけでなく、首が前に出る姿勢(フォワードヘッド)を改善するためのエクササイズを自宅で行っていただきました。
2回目の来院(1週間後)では、痛みやこり感は残っていましたが、首の動きはかなり良くなっていました。その後も週1回の施術を続けながら、セルフエクササイズを取り入れてもらうことで、タックルを受けても腕に強い神経症状が出にくくなっていきました。
施術を始めて約2か月後には、神経症状は30%程度に減少。格闘技の指導も以前のように積極的に行えるようになり、「仕事の楽しさを思い出した」とおっしゃっていました。
5. 首の痛みに悩む方へのアドバイス
今回の佐野さんのように、首の痛みは単なる筋肉のこりではなく、胸郭や背骨の動きの悪さが関係している場合があります。
病院ではレントゲンやMRIで異常がなければ「異常なし」とされることも多いですが、実際には筋膜や姿勢の問題が背景に潜んでいるケースも少なくありません。
下の表に、病院や他の整体との違いをまとめました。
施術先 | 主な対応 | 限界になりやすい点 |
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病院・整形外科 | レントゲン・湿布・薬 | 画像で異常がなければ原因不明とされやすい |
他の整体 | マッサージ中心で一時的に楽に | 姿勢や胸郭の動きまで見てもらえないことも |
わかば接骨院・整体院 | 姿勢評価・筋膜リリース・胸郭と頸椎の可動性改善 | 施術とエクササイズを併用する必要あり |
まとめ
佐野さんのケースでは、格闘技で繰り返される衝撃による首の痛みが、胸郭の硬さやストレートネックと重なり、神経症状を引き起こしていました。
わかば接骨院・整体院では、施術で首や胸椎の動きを取り戻しつつ、セルフエクササイズで日常から負担を軽減することを大切にしています。
首の痛みが長引いている方は「骨だけでなく、姿勢や胸郭の動きに原因があるかもしれない」と考えてみることが大切です。
執筆者:院長 須崎 章博
📍大府市共和駅 徒歩1分|わかば接骨院
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