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心因性の腰痛と対策について

■2017/12/07 心因性の腰痛と対策について

 
心因性の腰痛とは?

 
腰痛をはじめとする症状は、その症状が起こることになった原因を取り除くことで解決できる可能性が高いです
 
しかし、腰痛は原因を一つに絞ることが非常に難しく、体質・体型・環境・精神状態などの要因が複雑に絡み合って発症していることがほとんどなのです。
 
痛みが出ている時点で早急に治療を開始するのが望ましいですが、なかにはレントゲンやMRIなどの画像診断で何の異常もないにもかかわらず腰痛の自覚症状があるというケースも少なくありません。
 
検査では異常が見つからないにもかかわらず、腰に痛みが出てきたもしくは痛みがどんどん悪化しているという場合を「心因性の腰痛」といいます。
 
このように医療機関で検査をしても原因が特定できない腰痛のことを、「非特異的腰痛」と呼びます。
 
非特異的腰痛の多くは、ストレスなどの心の問題が発症の要因となっている心因性の腰痛に分類されます。
 
心因性の腰痛とは、精神的な問題が腰痛を引き起こしているという事です。
 
近年増加傾向にある原因が特定できない腰痛の多くが、この心因性の腰痛の可能性があります。
 
心因性の腰痛は特に若年者に多く、ストレスの多い環境や不安感を感じる社会情勢などが関係している可能性も否定できません。
 
心因性の腰痛は決して珍しいものではなく、我々の身近にある腰痛なのです。
 
今回は、心因性の腰痛が発生する原因とその対策についてご説明していきます。

 
心因性の腰痛の特徴について

 

心因性の腰痛には以下に挙げるような特徴があります。

 
◎痛みが出る場所が変わる

 
心因性でない腰痛の場合は、痛みが出始めたら毎回同じ場所が痛みます。
 
しかし、心因性の腰痛では痛む場所が時間や日によってころころ変わることが多いです。
 
例えば、「昨日は腰の右側が痛くて右側をかばうようにしていたはずなのに、今日になったらお尻付近が痛くなってきた。」ということがあります。
 
場所だけでなく、痛みの強さも日によって変化し、動けないほど痛い時もあればほとんど痛みを感じないような日もあるのです。
 
また、心因性の腰痛は精神的な負担が腰痛の発症に関係しているため、ストレスが多い状況になると、急に痛みが強くなるという事もあります。

 
◎痛みが出るタイミング

 
普通の腰痛は、腰をひねったときや振り向いたときなど体勢を変えたタイミングで痛みが強くなったり弱くなることが多いです。
 
たいていは体勢を変えて腰を曲げてみたり、安静にしていると痛みが落ち着いていきます。
 
一方で心因性の腰痛は、体勢を変えても痛みに変化はほとんどありません。
 
体勢を変えても安静にしても痛みの強さに変化は無く、継続して痛みが続くことになります。
 
さらに、普通の腰痛は筋肉疲労の蓄積によって痛みが増大していくため、一日の疲れが溜まって来る夕方から夜にかけて痛くなる傾向にあります。
 
精神的ストレスが痛みの増減に関わっている心因性の腰痛は、午前中や出勤前になると痛みが強くなります。

 
◎長期化しやすい

 
腰痛は大きく分けて「慢性腰痛」と「急性腰痛」があります。
 
急性腰痛は、我慢できないような痛みが急に襲ってきます。
 
このような痛みは、症状の継続期間が短く1週間~1カ月で症状が無くなっていくケースが多いです。
 
慢性腰痛は、3ヶ月以上痛みが続いている状態のことを指し、心因性の腰痛はこの慢性腰痛に分類されます。
 
ストレスの影響を受けて発症している心因性の腰痛は、症状が長期化しやすいです。
 
その理由として、精神的な問題やストレスは他人から理解されにくく、場合によっては患者本人も自分が精神的ストレスを抱えていることに気付いていない可能性があるからです。
 
限界が来るまで精神的な問題を放置してしまう人も多く、その結果腰痛が長引くことになります。

 
心因性の腰痛の対策について
 

心因性の腰痛を防ぐために最も有効な方法は、ストレスを溜めない生活をするという事です。
 
ストレスは目に見えませんが、毎日少しずつ蓄積されてしまうものです。
 
日々の生活の中でストレスを溜めない工夫をしていくことが腰痛予防に繋がります。
 
スポーツは、心因性の腰痛予防におすすめです。
 
身体を動かして汗を流すことで、ストレス解消になります。
 
それに加えて、

 
・全身の筋肉を鍛える

 
・血行を良くする

 
・筋肉をほぐす

 
・セロトニンの分泌が促進できる

 

といった効果が期待できます。
 
運動不足になると気分が落ち込みやすくなり、うつ病などになりやすいというデータもあるので時間を見つけて体を動かす習慣を身につけることが重要です。
 
ただし、過度な運動は余計に身体を疲れさせることになるので注意しましょう。
 
また、好きな香りやリラックス効果のあるアロマを使ってみるのもストレス解消になります。
 
ペパーミントやカモミールは、精神安定や鎮痛を目的に使用されることもあります。
 
お風呂にアロマオイルを数滴たらせば、蒸気の力で浴室に香りが広がり、入浴のリラックス効果も高まります。
 
寝室にお気に入りのアロマを用意して、シーツや枕に使用すればぐっすり眠れて、心身ともに回復できます。
 
自分に合ったリフレッシュ方法を見つけて、ストレスを溜めない工夫をしましょう。
 
 
腰痛・ぎっくり腰に関する治療の詳細についてはこちらをご覧ください。
 


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