背中は疲労が溜まりやすい?
腰痛や肩こりという言葉はよく聞きますが「背中痛」という言葉はあまり馴染みがないですよね。
しかし、実は慢性的な背中の痛みに悩まされている人はたくさんいます。
背中は体の中でも非常に広い範囲を指すので、どの部分が痛いのかどのように痛むのかで痛みの原因を探る必要があります。
特に、背中の痛みに隠れて内臓系の病気が潜んでいる可能性もあるので、背中の痛みが続いている場合は必ず病院を受診してください。
今回は内臓系以外の背中の痛みの原因と治療法についてご紹介します。
背中の痛みと姿勢について
背中の痛みを引き起こす大きな原因の一つに”姿勢”がかかわっています。
以下のような姿勢は、背中の痛みの原因になります。
●中腰の姿勢
●腰や背中を後ろにそらす姿勢
●長時間同じ姿勢を続ける
●首や腰を急にひねる
●激しい運動をする
背中に負担がかからない姿勢とは、横から見て背筋がピンとまっすぐ伸びている状態です。
この時、背骨が緩やかなS字カーブを描いていれば理想的です。
この姿勢であれば、上半身の体重をしっかりと支えることができ、外からの衝撃も吸収・分散することができるので、身体への負担が少なくて済みます。
上にあげたような背中を痛めやすい姿勢や動作を日常的に続けていると、背中への負担が大きくなって外部からの衝撃にも弱くなってしまいます。
姿勢が原因で背中を痛めてしまった場合は、まず姿勢の矯正から始めなければいけません。
腹筋や背筋などの筋肉が不足していると、姿勢を保つ力がなくなって余計に背中に負担がかかるような姿勢をとることになるので、筋トレをしたほうが良い場合もあります。
また、長時間同じ姿勢を取り続けるのも背中の負担を増大させる原因になるので、30分~1時間に一回は身体を動かしたりストレッチをして筋肉をほぐしましょう。
ストレスと背中の痛みについて
ストレスが溜まると背中に痛みが出やすくなります。
精神的苦痛を毎日のように感じていたり、何かしらの不安を抱えていると常に体に力が入っている状態になります。
肩や背中がずっと緊張しているので、血行が悪くなり疲労が蓄積してしまうのです。
さらに、ストレスが溜まると痛みに敏感になるため、些細な違和感も強い痛みのように感じてしまう恐れがあります
このようなストレスからくる背中の不快感は、ストレスを解消するとともに、固くなってしまった筋肉をほぐしてリラックスすることが大切です。
マッサージでコリをほぐしたり、患部を温めて血行促進するなどの方法で、治療を進めていきます。
わかば接骨院でも背中の痛みの治療を行っております。