肩こりからくる目の疲れ
「最近目が疲れやすいな。」「目が充血してるな。」というような症状が出ていませんか?
肩こりが原因で目の疲労が蓄積することがあります。
肩が凝ると、肩や首、肩甲骨の周囲の筋肉にコリが生じます。
肩や首に溜まった疲労は、目の裏にある筋肉にまで伝達され、目にも疲労が蓄積してしまうのです。
逆に、目の使い過ぎが原因で目の裏の筋肉が凝ってしまい、それが首から肩に伝わって肩こりや首こりを引き起こすこともあります。
このように肩こりと眼精疲労は、切っても切れない関係にあるのです。
眼精疲労の原因
以下のような習慣や行動が、眼精疲労の原因となります。
◎度数の合っていないコンタクトレンズやメガネをしている
◎細かい文字やパソコン画面など集中力が必要なものを長時間見続ける
◎睡眠不足や疲労状態
◎ストレスが溜まっている
◎老眼や視力低下など目の症状がみられる
眼精疲労を放置すると
目を酷使する仕事をしている人は特に、眼精疲労を感じることが多いでしょう。
眼精疲労は、瞼の重さや目の痛み、ドライアイ、目のかすみ、目が見えなくなるなどの症状が現れます。
目を使い過ぎたときにたまに疲れを感じる程度であれば、時間の経過とともに回復しますが、目の疲れを感じているにもかかわらずそのまま放置してしまうと、日常生活に支障を来す恐れがあります。
眼精疲労が慢性化すると、吐き気や激しい頭痛を感じて目を開けていることが苦痛になってしまいます。
そのまま疲労を放置し続けると、筋肉に溜まった疲労物質が周囲の神経を刺激したり傷つけたりするようになって、手にしびれが出る場合があります。
目の疲労を解消するためには
疲れた目を改善するための方法をふたつご紹介します。
①ホットタオル
レンジで600Wで30秒ほど温めたタオルを、目の上において目の周りの筋肉を温めてリラックスさせます。
5分~10分程度ホットタオルを乗せておくだけで目のピントを合わせる毛様体筋のコリが取れて楽になりますよ。
ホットタオルで温めるだけでもコリをとる効果はありますが、さらにホットタオルの後に冷たいタオルで引き締めてあげるとむくみが取れてより目元がスッキリします。
②目が疲れない姿勢をとる
パソコン作業をする時に、画面に近づいたり猫背になっていませんか?
本を読むときも薄暗い部屋で、本に目をぐっと地被けて読んだりしていないでしょうか?
このような姿勢は、眼精疲労になりやすく肩や首にも負担がかかります。
パソコン作業をする時は背筋を伸ばして、画面と目の距離を40cm以上開けるようにしてください。
また、30分に1回程度は画面から視線を外し、少し遠くを見るようにすると目の疲れを軽くすることができます。
肩こりからくる眼精疲労は、肩こりの治療をすることで症状を改善できる可能性があります。
わかば接骨院でも、首・肩のコリに関する治療・相談を行っております。