手足に痛みを感じたら
手足はケガをすることも多い場所なので、少しの痛みやしびれが起きてもあまり深く考えないで放っておくことが多いですよね。
確かに、手足の痛みやしびれの中には時間の経過とともに症状が無くなっていくものもあります。
しかし、これらの症状には重大な病気やすぐに処置しなければいけないケガが潜んでいることもあるので注意が必要です。
普段何の疑問も感じずに使っている手足ですが、万が一、手足に問題が生じると今まで当たり前に出来ていた動作ができなくなってとても不便です。
手足の痛みやしびれは、神経が刺激されて起こっている可能性が高いです。
外傷や見た目的な変化が無いにもかかわらず、痛みやしびれが続く場合は医療機関を受診して症状の理由を調べてもらう必要があります
なぜしびれが起きるのか
痛みとしびれは少し似ている部分があるので、区別がつきにくいですが、チクチクと刺すような痛みやしびれはなぜ起きるのでしょうか?
しびれの種類は大きく分けるとふたつに分類できます。
ひとつは血流に問題が生じているケースで、体のどこかで血流が滞っているとしびれが生じることがあるのです。
もう一つは、首や背中、肩、腰に歪みが出て周囲の神経を圧迫してしびれが起きる場合です。
この場合、神経を刺激する要因となっている歪みを治療しなければ、痛みやしびれを改善することはできません。
また、脳に何らかの疾患や損傷を受けていると、手足にしびれが発生します。
この場合、命にかかわる病気の可能性もあり早急に病院で処置を受けなければいけません。
どのような理由で痛みやしびれが出ているにせよ、素人判断では対処しきれないので、必ず医師の診断を受けましょう。
しびれが起きる生活習慣
血流の悪化や血管が詰まると手足にしびれが起こります。
肥満や高血圧などの生活習慣病があると、血管が詰まりやすい状態となり、手足のしびれに繋がります。
このようなしびれは、生活習慣病を改善し、詰まりやすい血管を正常な状態に戻してあげなければいけません。
病院で薬をもらって症状を抑えることもできますが、食事の面でできることがあります。
血管が詰まりやすくなる、脂質や塩分の多い食事を避けて、野菜を中心とした食生活にしてみましょう。
特に、たまねぎは動脈硬化やコレステロールの沈着を防ぐ効果があるので、積極的に摂取したい食材です。
椎間板ヘルニアとしびれ
腰の病気である椎間板ヘルニアの特徴的な症状として、下肢のしびれがあります。
腰を形成する腰椎の間で、クッションの役割をしている椎間板が外に飛び出し、周囲の神経を刺激すると背中や首、太ももから足先にかけてしびれが起きます。
ただの腰痛として見逃されてしまうことも多い椎間板ヘルニアですが、腰の痛みとともに足にしびれが起きたら椎間板ヘルニアを発症している疑いがあります。