大府市在住の女性です。
昨日追突事故に遭われた患者さんです。
事故の程度はそんなにひどい方ではなかったそうですが、翌朝(今朝)から頸部〜背部〜肩部にかけての痛みが発生しました。
そうなんです。むち打ちというものは非常にやっかいで、翌日から痛みが強くなることが多く、油断できません。
ほとんどの方が不意に事故に遭うため、軽度な衝撃でも、思いのほか症状は強く出てきます。事故の程度が軽いから…といって医療機関に行かない、先延ばしにするとどんどん治り方が悪くなってしまい、重篤な後遺症を発症するおそれがあります。
今回の患者さんは痛みが強かったこともあり、すぐに来院してくれたため、症状の緩解が早期にできそうです。とりあえず、早期に来ていただけただけでも一安心です。
医療機関受診が遅れてしまった場合には、後遺症残存以外にもひとつ重篤なリスクがあります。人身事故として扱う場合は、事故発生後よりおおむね2週間以内には警察で交通事故証明書を発行してもらわなければなりません。これを発行してもらうためには、医療機関での診断書が必要となります。発行が遅れてしまうと、交通事故と現在の症状との因果関係が問われる形になってしまい、最悪自賠責保険での治療が困難となります。
自賠責保険での治療は健康保険の診療に比べて、保障が手厚いのが特徴です。
これが使えないとなると、治療と賠償の両方で不利になってしまいます。医療機関受診と交通事故証明書の発行は早めに行ってください。