女性がなりやすい股関節痛
股関節の痛みを訴えるのは男性よりも女性の方が多いと言われています。
特に中高年の女性が発症する事が多い症状です。
女性は男性に比べて筋肉量が少なく、骨格も華奢なため痛みが起こりやすいのです。
また、長年の悪い姿勢や股関節の酷使によって骨が擦り減ってしまった事が原因でも起こります。
さらに女性は閉経に伴って骨密度が減少するため骨が弱くなり、股関節に負担がかかる事で痛みが生じます。
中高年の女性に多い症状ではありますが、無理な姿勢を続けたり、高いヒールの靴で歩く若い女性も股関節の痛みに悩まされていることがあります。
外反母趾が原因で起こる股関節痛
外反母趾は、女性が高いヒールの靴を履くようになって
から急増した病気のひとつです。
外反母趾になっていると地面をしっかりと踏む事ができず、足をねじりながら歩く事になります。
普通に歩いている時は自覚するのが難しいのですが、このねじれた歩き方をしていると大腿骨にねじれの影響が伝わり、股関節が歪んでしますのです。
ねじれの影響を受けやすいのは体の左側とされているので、股関節の左側に痛みを感じる人は外反母趾が原因となっている可能性があります。
股関節痛の主な症状
股関節痛の主な症状は、足の付け根に感じる痛みと関節の動きが悪くなることです。
最初ははっきりとした痛みでは無く、腰が張ったような違和感や疲労感を感じます。
症状が進行していくにしたがって股関節の動きが悪くなっていき、動かせる範囲が減っていきます。
このころには靴下を履いたり、階段を上るといった日常の動作に支障が出てきます。
さらに症状が進むと、股関節に激しい痛みを感じるようになり歩くのも困難になります。
場合によっては股関節だけでなく、腰・膝・足に痛みを感じることがあります。
股関節は日常生活を送る上で非常に大切な役割を担っている関節です。
早めに適切な治療を行う事で、症状を悪化させる前に治療する事ができます。