膝の痛みの要因について
膝は歩いたり走ったりジャンプしたりといった、人間ならではの動きをするために重要な部分です。
重要な役割を担っている分、膝には常に大きな負担がかかっています。
普通に立っているだけでも体重の大部分が膝にかかっていますが、膝を曲げたり体重をぐっとかけたときに特に大きな負荷がかかります。
この「曲げる」という動作は、膝が痛みだしたときに一番に違和感を感じる動作でもあります。
初期の膝痛は、膝の曲げにくさや曲げたときの痛みなどが主症状になってきます。
この初期症状のうちに、膝への負担を減らしたり治療をすることによって悪化を防ぐことができますが、多くの場合「これくらいなら放っておけばいいか。」と軽く考えて放置してしまいます。
すると次第に症状は悪化していき、歩くだけでも激しい痛みを感じたり、腫れやしびれなどが出てくることもあります。
膝の痛みは加齢によるものだと思われがちですが、加齢以外にも肥満や膝を酷使する生活習慣が膝痛の原因になることがあります。
特に現代は、食生活の欧米化や運動不足によって子供の肥満が増え、それに伴って小学生でも膝痛を発症するケースがあるのです。
膝痛の診断と病院選び
膝痛は悪化する前に病院で診断を受けて、治療を開始した方が早く治ります。
膝痛で病院へ行く場合は、まず整形外科へ行きましょう。
整形外科では、膝のレントゲンを撮って骨や筋、靭帯に傷がついていないか確認することができます。
整形外科を選ぶ際は、その後通院する可能性を考慮に入れて自宅から通いやすい場所を選ぶことをおすすめします。
整形外科での診断では、まず先生から以下のような質問をされます。
・いつ頃から痛みが出て、どれくらい続いているのか
・どのような動作をする時が痛いか
・過去に膝を痛めたことがあるか
・家族や親せきに同じような症状が出ている人はいるか
・膝に負担がかかるような生活習慣、スポーツをしていないか
・どの部分がどのように痛むのか
これらの質問の答えから、膝の痛みの原因が何なのかを考えます。
続いて患部を見て、腫れや赤みなどがあるかを確認します。
そして、実際に膝を曲げたり伸ばしたりして、音がしたり痛みが出ないかをチェックします。
画像診断から水が溜まっているかどうかを見て、水が溜まっていたら注射器で採取し、検査をすることもあります。
接骨院での膝痛治療について
整形外科で診断を受けた後に、接骨院で治療を開始する人も少なくありません。
接骨院では、人間の骨格や関節、筋肉の働きなどについて豊富な知識を持った柔道整復師の先生による施術を受けることができます。
接骨院を選ぶ際は、実際にその接骨院に行った人の感想や口コミなどを参考にしてみましょう。
自分に合っているなと感じたら、継続して通うことになるので、通いやすさも考慮に入れながら探してみてくださいね。
わかば接骨院でも、膝痛の治療を行っております。