肩こりは多様な原因で起こる
肩こりは、現代病と言われるほど、性別・年代を問わず多くの人が悩まされている症状の一つです。
スマホやパソコンの影響もあって、小中学生でも「首や肩にコリを感じている。」と言うことが少なくありません。
日本人は、体格的に肩こりになりやすく、運動不足や姿勢の悪化などによって簡単に肩こりが発症してします。
肩こりがひどくなると、頭痛やめまいといった肩とは関係ない部分にも症状が発生し、日常生活に支障が出てくるのです。
肩こりで病院に行くべき?
肩こりの患者さんは非常に多いにもかかわらず、実際に肩こりで病院に行く人は少ないです。
「肩こりぐらいで病院に行くのは抵抗を感じる・・・」という理由から、市販の痛み止めや湿布で症状を緩和させて我慢している人が多いです。
しかし肩こりの根本的な治療のためには、問診や触診などで原因を探り、専門的なアプローチをする必要があります。
そのためにも、整形外科や接骨院といった専門機関を受診することをおすすめします。
肩こりの治療法
肩こりの治療には、以下のようなものがあります。
◆温熱治療
肩こりの治療の中でも取り入れやすく、幅広いタイプの肩こりに効果がでるのが「温熱治療」です。
肩こりは、筋肉のこわばりや血行不良が続くと悪化していくという特徴があります。
そのこわばりや血行不良をほぐすのに効果的なのが、患部を温める「温熱治療」です。
特に、炎症期の過ぎた慢性的な肩こりに効果を発揮します。
◆けん引療法
けん引とは、簡単に言うと「引っ張る」と言うことです。
肩こりは、関節の歪みや神経の圧迫によって引き起こされているケースがあり、その部分を中心に引っ張ることで症状を緩和させていくという方法です。
ただし、けん引療法はすべての肩こりに効果を示すというわけではありません。
ストレートネックと言われる、本来背骨にあるべきS字カーブが失われたことによって発生している肩こりは、けん引をすることで益々首が伸びてしまい、症状が悪化する恐れがあります。
腰や背中であれば、自分で伸びをしてストレッチをすることが出来ますが、首はなかなか難しいですよね。
けん引治療は、首のストレッチを外部から力を加えることで行う方法なのです。
◆薬物治療
肩こりの薬物治療は、
・塗り薬
・張り薬
・注射
・飲み薬
などがあります。
塗り薬や張り薬は皮膚の上から痛み止めの薬を加えて、症状を抑える働きをします。
飲み薬も同様に、薬を体内に入れて内側から痛みを抑えるという方法です。
注射は、神経ブロック注射とトリガーポイント注射があります。
神経ブロック注射は、肩の痛みを伝える神経経路を薬でブロックし、痛みを取り除く方法です。
即効性があり、筋肉の緊張や血行改善も期待できます。
トリガーポイント注射は、痛みが強く出ている部分に薬を直接注射して、痛みを遮断し、筋肉の緊張と血行を改善します。
わかば接骨院でも、肩こりの治療を行っております。