わかば接骨院院長の須崎です。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は『ポッコリお腹の原因は反り腰かも』について書いていきたいと思います(^O^)
女性に多い反り腰が引き起こすスタイルの乱れ
・腰の痛みがとれない
・食事をとるとおなかがポッコリと出てしまう
・お尻が垂れ気味でボコボコしたセルライトが気になっている
・仕事から帰ると太ももやふくらはぎがパンパンに張っている
このようなお悩みがあれば、それは「反り腰」が原因かもしれません。
正しい姿勢を真横から見ると、頭・胸・お腹・腰・膝・足首は一直線上に並んでいます。
「反り腰」は真っ直ぐに立った時に腰が反っている状態です。
横から見ると顎が少し上がり、胸とお腹が前方に突き出るかわりに腰のあたりが反り、お尻を後ろに引いた状態になっています。
女性や年配の男性に多くみられると言われていますが、「反り腰」が体に良くない状態であると知らないまま放置されていることが少なくありません。
そのままの状態が続くと腰痛の悪化や肥満の原因になるだけでなく、ボディラインのくずれを招きます。
女性にとっては「反り腰」は大敵なのです。
反り腰の原因と反り腰をつくる日常行動
私たちの体の軸となる背骨は背中を触れると感じられるほど体の後ろ側にありますが、厚い胸郭、内臓は全て体の正面側にあります。
自然に立とうとするとその重みで体は前のめりになりますが、体の後ろ側の筋肉(頸部筋、脊柱起立筋、大腿二頭筋、ヒラメ筋)が働いていい姿勢で立つことができるのです。
運動不足によって筋力が低下してしまうと、前に倒れてしまわないように、私たちの体は腰を反ることでバランスを取ろうとして「反り腰」になってしまいます。
その他にも反り腰の原因がいくつかあげられます。
・腹筋が弱い
・股関節が硬い
・背中が硬い
・妊娠中のお腹が大きかったときの姿勢が癖として残ってしまった
・良い姿勢を作るため必要以上に「胸を張っていた」
・つま先に体重がかかるハイヒールを履く機会が多くバランスを取るため腰を反らせた
・中年太りでお腹が出てしまったため骨盤が前方に引っ張られてしまった
反り腰でボディラインが崩れる理由
反り腰になってしまうと腹筋やお尻の筋肉を上手く使うことができず、代わりに太ももの前やふくらはぎの筋肉が使われるようになります。
よく使う筋肉ばかりが発達し、使われないお尻は垂れさがります。
また骨盤が前に傾くことで骨盤の歪み、骨盤周りの血流・リンパの流れが悪くなり、下半身に老廃物が溜まりやすくなり下半身太りを引き起こします。
老廃物と脂肪が結合すると簡単には落ちないセルライトができてやすくなるのです。
骨盤の傾きから内臓の位置が体の前方にすべり、食後などは特にお腹もポッコリと目立ちやすくなります。
また上半身の重みをダイレクトに受け止める腰や股関節に大きな負担がかかり、ひどい腰痛やヘルニアになる可能性が高くなったり、交感神経の過緊張がめまいや吐き気、頭痛などの体調不良を引き起こしたりすることもあります。
あなたの「反り腰」をセルフチェック
簡単にできるセルフチェックであなたが「反り腰」なっていないか調べてみましょう。
靴を脱いだ状態で、壁からかかとを5cm程度離して真っ直ぐに立ちます。
その状態から、頭、背中、お尻を壁にぴったりとくっつけます。
腰と壁の間にできる隙間に握りこぶしを作った手がすっぽりと入る人は腰が反っている状態です。
(腰と壁の隙間に真っ直ぐに広げた手のひらも入らない方は要注意!猫背の可能性があります。)
反り腰改善でスッキリスタイル
腰が反っている状態でひどい腰痛など辛い症状がある場合はすぐに専門機関で相談することをお勧めしますが、日常生活の中でもできる効果的な反り腰改善方法があります。
小さな心がけがあなたのボディスタイル維持にも役立ちます。
イスの腰かけ方
長時間のデスクワークなどでイスに腰かけている時間が長くなると、座りかたによっては骨盤が前方に傾いて反り腰を引き起こしてしまうことがあります。
イスに浅く腰かけ背もたれに持たれると反り腰の原因となってしまうので、イスには深くかけ常に背中を背もたれに付けていることを意識することが必要です。
また、足を組んだり猫背の姿勢を続けたりすることもよくないので、背筋を伸ばすよう心がけましょう。
休憩時間には立ち上げって体の曲げ伸ばしなど、ストレッチを行うことも大切です。
靴選び
女性は日常的にヒールの高い靴ばかりを履いていると体が前傾姿勢となり、反り腰の大きな要因になってしまいます。
ヒールの低い靴、又正しい姿勢で歩くことができる柔らかい素材で足に上手くフィットする靴を選ぶことも効果的です。
歩きやすい靴でしっかり足をあげながら歩くと、背骨、骨盤、股関節をつなぐ腸腰筋が鍛えられ、反り腰の改善、予防につながります。
就寝時の姿勢
長時間同じ姿勢を取り続けると体の特定の部位に負担がかかってしまうので、定期的な寝返りが必要です。
体が沈み込んでしまうような柔らかい寝具を使用せず、寝返りができる程度の適当な硬さの寝具を選びましょう。
うつ伏せに寝ると、腰が反ってしまいます。
横向きに寝ることで腰にかかる負担が軽減されます。