デスクワークなど、手元や近くを集中して見る時間が多いと、どうしても気になるのが目の疲れ。しょぼしょぼする・チラチラとかすむ・白目が充血するなどの不調を感じたら、眼精疲労が進んでいる証拠です。そのまま放置しておくと、頭痛や慢性的な肩こりの原因になることも。
マッサージやストレッチなどを行ってみても「なかなか肩こりが解消されない…」とお悩みの方は、自分では気がつかないうちに「目の疲れ」が溜まってしまっている可能性があります。「デスクワークだから仕方ない」と諦める前に、目の疲れを取るセルフケアを試してみましょう。
疲れが気になる時は「温める」
手元やモニターなど長時間近くを見続けていると、目のピントを調整する筋肉に負担がかかり、眼精疲労を起こします。疲労の溜まった筋肉の緊張をほぐすには、温めることが有効です。
温パックの作り方は、濡らして軽く絞ったタオルをラップに包み、電子レンジで1分加熱するだけ。熱々のタオルを広げ、目の周辺(こめかみ辺りまで)を覆うように温めます。
充血が気になる時は「冷やす」
充血の原因は、目の疲れを回復させようと血液量が増え、血管が膨張してしまうため。膨張した血管を収縮させ、落ち着かせるためには冷やします。
氷水につけて絞ったタオルはもちろん、手軽なのはハンカチやタオルで保冷剤を包んだもの。目の上の5分ほど置いておけば、自然に治っていくはずです。
肩こり・頭痛・目の奥の痛みがある時は「つぼ押し」
眼精疲労が原因の肩こりや頭痛には、つぼ押しが有効です。目のツボを刺激することで、血流が促進され、疲労を引き起こしている老廃物排出させます。目の周辺には、眼精疲労を回復させるツボが複数あるので、目頭の下側、眉頭にあるくぼみ、こめかみなどを刺激します。押してみて「痛気持ちいい」と感じるくらいの強さで押してみましょう。
そもそも目が疲れないように、眼精疲労を予防することはできるのでしょうか?目を使わない&休めるのが1番だと思っても、なかなか難しいですよね。
簡単にできる目の負担を軽減する方法は、
・まばたきの回数を意識して増やす
(涙を促し、目の環境を整えてくれる。ドライアイ予防にも)
・1時間おきに10分休憩する(目を閉じる・遠くを見るなど、目を休ませることが大事)
・モニターやスマホと目の距離は50cm以上離す(距離が近いほど、負担がかかるため)
日頃の生活の中で少し気にするだけでも、目への負担は軽減し、慢性的な肩こりの改善にもつながってくるでしょう。