そもそも椎間板ヘルニアになる原因
腰椎は24個のパーツで出来ており、その間にあるクッションの役割をしているのが“椎間板”です。
椎間板の役割は、背骨にかかる重力による負荷を和らげ、骨と骨がこすれるのを防いでくれます。
しかしそれが何かしらの原因で飛び出してしまうことがあります。
それが椎間板ヘルニアです。そうすると、激しい痛みやしびれを起こしてしまいます。
使い過ぎに注意する
椎間板ヘルニアの最も大きな原因は椎間板の老化だと言われています。
クッションも長年使っていると潰れてしまうように、椎間板も長年クッションとしての役割を果たしていると、いずれ水分量が無くなり、潰れてしまいます。
しかし若い方でこの現象が起きてしまう人は、椎間板を酷使し過ぎている可能性があります。
腰痛などのサインが出たら、速やかに腰を休めたり、医療機関に行き、痛みを和らげる必要があります。
背骨の負担を減らすことで、ヘルニアのリスクを回避できる
椎間板ヘルニアになるリスクを減らすには、やはり背骨に掛かる負担を減らす必要があります。
例えば、思い物を持ち上げる時の姿勢で、中腰のままでは負担が大きくなってしまうので、一度体勢を整えてから運ぶとか、力を入れる前に、重さを確認してから持ち上げるなどすると、負担が軽減されます。
また、過度なスポーツは負担になってしまいますが、筋力をアップすることで筋肉が椎間板を守ることができるので、適度にスポーツを行うなどして腹筋と背筋の筋力維持・向上を心掛けていきましょう。
腰痛のほとんどは、日常生活における何気ない姿勢や動作によって起きてしまいます。
腰への負担を日頃の生活から減らすように工夫が必要です。もし椎間板ヘルニアになってしまったら、早めの治療をお勧めします。