腱鞘炎と肘の痛みの関係
腱鞘炎と聞くと手の病気だと考える人が多いのではないでしょうか?
腱鞘炎とは漫画家や楽器演奏者、主婦、料理人などの普段手を使う人に多い病気です。
手の筋や関節が痛み、症状がひどくなれば手術が必要になる事もあります。
このように一般的には手と手首に症状が出やすい病気ですが、肘の痛みも腱鞘炎が原因の場合があります。
肘の腱鞘炎は肘が痛む事もあれば、最初はしびれを感じる人もいます。
肘は手に比べて症状を感じにくいため、病院を受診した時にはかなり悪化している事もあります。
肘の腱鞘炎の原因
基本的に腱鞘炎は関節の使い過ぎが原因で起こりま
す。
肘に負担をかけるような動作が多い人は注意が必要です。
具体的には重い荷物の上げ下げ、腕や肘に負担のかかるスポーツなどが腱鞘炎の要因となります。
またはっきりとした理由は分かっていませんが、肘の腱鞘炎は中高年の女性に多く見られます。
料理や掃除などの家事は手を使う作業が多いので、その積み重ねが関節に負担を掛けてしまう可能性があります。
腱鞘炎のケア
腱鞘炎になったら早めにケアして悪化を防ぎましょう。
①休ませる
関節の使い過ぎが原因で起こる腱鞘炎は、使いすぎた関節を休ませる事で改善します。
痛みが引くまではできるだけその部分を使わないようにしましょう。
②冷やす
激しい痛みが起きている時は患部を冷やすのも効果的です。
こまめに冷やして痛みが落ち着くのを待ちましょう。
③ストレッチをする
痛みが治まってきたら、肘のストレッチを行いましょう。
筋肉や関節は動かさないと固まってしまいます。
自分に合ったストレッチを定期的に行う事で、再発を防ぐことにもなります。
肘の腱鞘炎は痛みを自覚するのが遅いので慢性化しがちです。
痛みを感じたら無理をせず、早めに対処しましょう。