股関節の重要性
私たちにとって股関節はとても重要な役割を果たしてくれています。
股関節は手や足の関節と違って、普段なかなか意識することのない関節ですが、立ったり歩いたりするためは必要不可欠な関節です。
股関節に問題が生じると、歩き方が不自然になったり姿勢が崩れたりします。
スポーツをする際にも股関節の働きが非常に重要です。
野球のバッティングやサッカーのシュートなどは股関節の動きがうまくいかないと、きれいなフォームになりません。
どの関節にも言えることですが、年齢を重ねるほどスムーズな動きができなくなります。
それは関節や周囲の筋肉が固くなり、股関節を支える筋力が低下するためです。
股関節が痛むと腰やお尻、太ももなどにも痛みが生じ始めます。
人間の身体は1カ所に痛みが出るとその周囲にも不調が広がっていき、痛みが連動して起こることが多いのです。
股関節からのサイン
ケガや事故を除いて、股関節は急に痛くなるわけではなく徐々に衰えていきます。
以下のような症状が出始めたら股関節が痛み始めるサインの可能性があります。
●歩くのが遅くなった
(歩幅が狭くなった)
●何もない所で躓くようになった
●立ち上がるときに何かに掴まるようになった
●階段の上り下りが苦痛になってきた
●長距離を歩くと足の付け根に痛みが走る
●速く走れなくなった
●あぐらをかくことができない
股関節を鍛えるために
股関節の痛みの多くは、筋肉の柔軟性が失われてしまうことで発生します。
そうならないために普段から股関節を鍛えて、できるだけ衰えを食い止める必要があります。
股関節の柔軟性を高めるには、ストレッチが効果的です。
股関節痛や股関節を鍛えるためのストレッチをご紹介します。
(股関節ストレッチ1)
①片足を前に出して膝を折り曲げて、片足座りのポーズになる。
②胸の前で両手を合わせて、まっすぐ前に伸ばします。
③足の付け根を伸ばすように、手を上にあげながら重心を前に移動していきます。
④手が頭の上に来たら、そのままの姿勢で5秒ほどキープします。
⑤片足が終わったら逆の足を①~④までやり、1日3セット~5セットを目安に行います
(股関節ストレッチ2)
①仰向けに寝ます。
②片足のつま先を天井に向けて、足がまっすぐ伸びるようにします。
③体の内側に足を向けるようにつま先から徐々にねじっていきます。
④足全体をねじることができたら、顔を脚とは反対の方に向けて5秒ほどキープします。
⑤脱力してリラックスします。
⑥反対の足も同様に、1日3回~5回を目安に行いましょう。
ストレッチは継続して行うことで効果が表れます。
また、体をほぐして血行もよくなるので、時間を作って実行してください。
わかば接骨院でも股関節の治療を行っています。