むくみと腫れの違い
手や足、時には顔が通常時よりも大きくなってしまっていると「腫れている」か「むくんでいる」と感じますよね。
「腫れ」と「むくみ」の違いはなんでしょうか?
腫れとは、炎症や先天性、外傷などによってその部分が本来の体積よりも大きくなっていることを指します。
むくみは、別名「浮腫」ともいい、むくみが起きている部分に過剰に体液が溜まっている状態のことです。
腫れは身体に何らかの異常が起きているときに発生する症状で、痛みや熱を伴うことが多いです。
むくみは日々の生活の中で、血行が悪くなって血流やリンパの流れが滞り、まれに痛みが出ることがあります。
むくみが膝痛を引き起こす?
女性であれば一度は脚のむくみに悩まされたことがあるのではないでしょうか。
脚は体の中で最もむくみやすい部位です。
むくみがひどくなると足の一部分もしくは全体が膨張します。
むくみは冷えや運動不足などによって血行不良になって起こります。
また、筋肉の働きが低下して体の外に老廃物や疲労物質をうまく出すことができなくなっている状態なので体にそれらの物質が溜まりやすくなっています。
これによって膝痛が発生したり、もともとあった膝の違和感が悪化していく可能性があります。
むくみ自体が直接膝痛の原因となるわけではないですが、血行不良と筋肉疲労がむくみの根源にはあり、それが膝痛と結びつくのです。
むくみを改善しよう
むくみを改善すると、全身の血行が改善されて膝痛も緩和される可能性があります。
以下に紹介するむくみ改善を実行してみましょう。
●マッサージ
脚をマッサージして血行を良くする方法です。
足首から太ももまでむくみをとるように意識しながら、上に揉みあげていきます。
ふくらはぎや太ももなどの特にむくみやすい所は、重点的にむくみをほぐしてあげましょう。
お風呂の中やお風呂上りに行うとより効果的ですよ。
●冷やさない
クーラーが入っている室内や冬場は脚が冷えやすく、むくみも起こりやすいです。
長時間同じ姿勢で作業をする場合は特にむくみやすいので、足を冷やさないように心がけましょう。
デスクワークであれば、膝かけをしたり温かい靴下を履く、温かい飲み物を飲むなどの方法で、できるだけ体を冷やさない工夫をしてください。
むくみを放置すると、むくみがそのまま脂肪になって肥満につながる恐れがあります。
女性が一番気になる部分である脚がどんどん太くなってしまう場合もあります。
また、むくみは生活習慣や食生活の乱れも原因となります。
一度自分の生活を見直し、健康な体を手に入れましょう。