わかば接骨院院長の須崎です。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は『五月病・六月病が原因の肩こり』について書いていきたいと思います(^O^)
治らない肩こりの原因は五月病?
春から始まった新しい環境や人間関係に少しずつ慣れ始める5月頃は、疲れやストレスが体や心の不調となって出始める頃です。
皆さんご存知のように、5月頃の不調を「五月病」と呼んでいますが、近年は仕事のIT化や専門化によって、仕事や環境に慣れるのに時間がかかる場合も少なくありません。
6月の梅雨時は雨が続く
湿気が多いなどの気候的要因も重なり、今まで「五月病」と呼んでいた体や心の不調が、
これまでより少し遅い六月頃に出てくることもあり「六月病」と呼ばれています。
吐き気・胃痛・食欲不振・睡眠障害などの体の不調、落ち込み・イライラ・判断力がない・不安や焦りを感じるなどの心の不調の他、五月病や六月病はひどい肩こり・首のコリ・腰痛など筋肉の痛みとして現われることもあります。
ストレスが溜まってくると、正常な体の機能が上手く動かなくなり、自律神経の乱れが生じます。
自律神経の乱れにより、疲労回復に必要な副交感神経が夜になっても優位にならず、眠れず、疲れが取れないことから、首回りの血流が滞りひどい肩こりになってしまうのです。
今の時期何をしてもよくならない肩こりに悩まされていたら、もしかしたらその肩こりの原因は五月病・六月病にあるのかもしれません。
間違ったストレス解消法で症状が悪化?
仕事の後のスィーツ
「1日頑張った自分にご褒美ケーキ」などと、女性は仕事の後に甘いものを食べてストレスを解消する人も多いでしょう。
甘いものを食べると血糖値が上がり一時的にイライラを押さえることができますが、上がった血糖値が下がるのと同時に気分まで更に落ち込んでしまうので、食べる時は量に気を付けて、食べ過ぎないようにしましょう。
仕事の後の飲酒
アルコールによって気分が高揚すると、疲れが吹き飛んだような気分になりますが、疲労自体が解消されるわけではありません。
また飲酒により体内にアルコールが入ると血流がよくなって体温が上がります。
肩こりには血流がよくなることはいいことですが、
人間が熟睡する時は体温が下がる様になっているので、体温が高い状態だと眠れなくなったり、途中で目を覚ましたりと質の良い眠りを確保することができなくなります。
加えて、エネルギー代謝に関わる肝臓や腎臓などが疲れると、腰や背中などが反射的に硬くなる内臓神経反射が起き腰痛や肩こりまでを引き起こすことがあります。
眠れないからと寝酒をするのも同様で、飲み過ぎには注意が必要です。
気分のいい休みの日に予定を詰め込む
五月病、六月病の症状として、仕事がない日は比較的気分がよく「すっかり回復した!」と思い込んで予定を詰め込み、いざ仕事が始まってみると休日の疲れも重なって、更に体調が悪くなったり、より気分が落ち込んでしまったりということがあります。
休日は疲労回復物質が働く睡眠を最優先して、体を休めることが必要ですが、一方で寝過ぎは「うつ状態」を悪化させるというデータもあるので、睡眠時間は平日の睡眠時間プラス2時間程度に抑えましょう。
肩こりを解消して五月病・六月病から抜け出そう!
どんなに便利な世の中になっても、この時期に多くの人を悩ませ続ける五月病・六月病の解消法については、少し調べてみると驚くほど多くの方法が見つかります。
一方で、ひどい肩こりを解消する方法としては
・疲労物質をため込まないように、血行をよくする
・筋肉の緊張・コリを和らげるストレッチ、適度な運動
・自律神経の乱れを改善するためリラックス
などがあげられますが、これは全て五月病・六月病の解消法にも含まれる方法です。
肩こりを解消することで心の不調を和らげ、五月病・六月病の解消にも効果があることが分かります。
気温が高くなる季節はシャワーだけで済ませてしまうこと人も多くなりますが、血行をよくしてリラックス効果も期待できる「疲れをとる入浴法」は肩こり改善、五月病解消にはおすすめです。
38℃から40℃のお湯にゆったりと
少しぬるめのお湯に入ることで、心身がリラックスでき、入浴後深い眠りを得ることができます。
湯船の中で、ゆったりとくつろぐことで筋肉の緊張がほぐれ血行が良くなると、肩こりも少しずつ和らいでいきます。
好みの香りでリラックス
リラックス効果を高めるために香りで入浴剤を選んでみるのはいかがでしょうか?
心の疲れには鎮静作用やリラックス効果が高いラベンダー・ローズ・ジャスミンなどの花の香りがおすすめです。
また緊張が続いた1日の最後には、森の香りなど森林をイメージした香りの入浴剤を使うと、香りに含まれる癒しや安らぎをもたらす
森林浴効果で、リラックスでき緊張がほぐれます。
入浴は就寝1時間程前に
眠りの質を上げるためには就寝1時間ほど前の入浴がいいとされます。
温まった体が冷めていくタイミングで眠ることで、より深い眠りにつくことができます。
ぐっすりと眠ることで心身の疲れが解消でき、筋肉がほぐれひどい肩こりも和らいでいきます。
肩こりなどの体の痛みに関しては安易な自己判断をせず、日々のケアと同時に専門家にご相談ください。