わかば接骨院院長の須崎です。
ブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は『口臭の原因にもなる猫背』について書いていきたいと思います(^O^)
本当に原因は「猫背」にあった
『長時間のスマホが口臭の原因に!』
『座りっぱなしのデスクワークが口臭を招く!』
「口臭の原因」として定番になっている「焼肉」や「餃子」などではなく、一見全く関係がないように思われる「スマホ」「デスクワーク」が口臭を引き起こす原因と言われていることをご存知ですか?
スマホが「口臭」の原因であったら、日本中ほとんどの人が「口臭」に悩むことになってしまいますが、実は全く無関係とも言ないのです。
実は「長時間のスマホ」「デスクワーク」の共通点であるその「姿勢」に問題があるのです。
「長時間のスマホ」でも「デスクワーク」でも、スマホ・パソコンに向かうときや机上の書類に向かうときは、やや前傾姿勢の「猫背姿勢」を取りやすくなります。
スマホが日常的になってくると、「猫背姿勢」も定着してしまいます。
背中を丸めて猫背の姿勢をとってみてください。
ぐっと歯を食いしばるより、口を半開きにする方が楽なことが分かるかと思います。
口が開きやすくなることで「鼻呼吸」から「口呼吸」になり、この「口呼吸」が「口臭」を引き起こすのです。
つまり、「口臭」の本当の原因は「スマホ」でも「デスクワーク」でもなく、それらが原因の「猫背」からくる「口呼吸」というわけです。
鼻呼吸と口呼吸の違い
どうして「口呼吸」が「口臭」の原因になるのか、「鼻呼吸」と「口呼吸」の違いを見てみましょう。
〈鼻呼吸〉
赤ちゃんは生まれてすぐにお母さんのおっぱいを吸うので、鼻呼吸で生まれてきたことが分かります。
鼻呼吸の場合は鼻から入った空気は鼻毛や扁桃組織によって空気中のホコリや花粉、ウィルスなどの侵入が妨げられ、口呼吸のように直接空気中のウィルスなどが取り込まれることはありません。
また、鼻から取り込まれた外気は副鼻腔で温められ、加湿されてから肺に入るので、内臓にとってもメリットがあると言えます。
〈口呼吸〉
一方で口呼吸の場合は取り込んだ外気が直接体内に入ることから、口呼吸が原因とされる様々な体の不調が言われています。
・外気を直接取り込むためウィルスや異物もそのまま体内に侵入することから、風邪やインフルエンザにかかりやすくなるばかりか、花粉症などが悪化するケースもある。
・唾液の分泌が少なくなり、口の中が乾燥することから細菌の繁殖が抑えられなくなり、口臭や虫歯、歯周病、ドライマウスなど口の中の病気や不調が現われる。
・鼻呼吸に比べて口呼吸は自律神経を乱れさせることから、胃腸の疾患や高血圧の他、肩こりやイライラなど精神の不安を招くことがある。
「口呼吸」には「口臭」以外にも様々なデメリットがあることが分かります。
「口呼吸」の原因となる「猫背姿勢」は日常生活を意識的に過ごすことで改善することができます。
「猫背」を解消して、「鼻呼吸」と不調のない健康的な体を取り戻しましょう
「長時間のスマホ」でも、猫背の定着を防ぐためには?
スマートフォンの使用を控えることが猫背を防ぐ1番の方法ですが、それは誰もが簡単にできることではないので、使用時には「猫背」について意識しておくことが大切です。
◎スマホを高い位置に持ち上げる
スマホやタブレット見る時に、前屈みにならないように目の高さに持ち上げると首を曲げることなくスマホを見ることができます。
また、スマホを見る時に頭を壁や椅子の背もたれにもたれかけると首にかかる負担が少なくなります。
◎休憩を取り入れて猫背の定着を防ぐ
同じ姿勢でスマホやパソコンを30分間作業したら、休憩を入れて首を後ろ側に反らせることで猫背の定着を防ぎます。
また、凝り固まった首を動かすことで血行が回復し、肩こりや首のコリを防ぐこともできます。
◎座るイスに注意する
体が沈む程柔らかいソファーに座ってスマホを見ていると、腰の位置が定まらずに背中が曲がって猫背がひどくなります。
背もたれのあるイスに腰が付くまで深く腰掛け、骨盤を立てる意識をすることで背中が丸くなることを予防できます。
◎筋力の低下を防ぐための運動
年齢を重ねて背中が丸くなっていくのは、老化による筋力の低下が主な原因です。
人間の体の中で頭はとても重たいので、頭を支える背骨や首、腰の筋肉がしっかりしていないと頭を支えることができなくなり、首が曲がり猫背もひどくなっていきます。
猫背の人は筋力が弱いと言われています。
猫背を予防、解消するためには、日々の生活の中で筋力を維持する運動を続けることです。
特別な運動ではなくても「背骨を意識して歩く」「正しい姿勢をキープする」といったことでも、インナーマッスルを鍛えられ、筋力アップにつながります。
わかば接骨院でも、猫背が原因の痛みや不調に関する相談を受け付けております。