肩こりが大きく関係している「緊張型頭痛」
頭が締め付けるように痛い「緊張型頭痛」は片頭痛とは異なり、首・肩のこりや悪姿勢などが大きく関係しています。
そのため、長時間のデスクワークやスマートフォンの操作などで、うつむいた姿勢をとることが多い人は注意が必要です。
そこで今回は、肩こりからくる「緊張型頭痛」についてお話ししていきたいと思います。
【緊張型頭痛の症状】
緊張型頭痛は、肩や首の筋肉の緊張から起こる頭痛で、肩こりが原因となり起こることが多いため「肩こり頭痛」や「筋収縮性頭痛」とも呼ばれています。
頭を締め付けられるような痛みが持続的に発症するのが特徴で、「ヘルメットをかぶったような圧迫感」や「はちまきなどで締め付けられるギューっとした痛み」などと表現することが多いです。
頭が締め付けられるような痛みや圧迫感が特徴の「緊張型頭痛」は数十分でおさまることもあれば、1週間続くこともあります。
症状が悪化してしまうと、発症する頻度が多くなり慢性的な頭痛に繋がってしまう可能性があるので注意が必要です。
〈緊張型頭痛の特徴〉
・後頭部を中心に両側がじんわり痛む
・片頭痛のようなズキズキする痛みや寝込むほど強い痛みではない
・重苦しい感じやベルトで締め付けられているような痛み
・首や肩のこりをともなうことが多い
・通常は吐き気を感じることはない
・頭痛時に光や音に敏感にことはない
【緊張型頭痛と肩こりの関係】
緊張型頭痛の原因として、頭や首の筋肉の過度な緊張と血流不足が挙げられます。
肩こりが直接的に頭痛を引き起こしてしまう訳ではなく、肩こりがひどいということは、それだけ肩や首の周りの筋肉が緊張して血流不足となっているということです。
日常的に肩こりになりやすい人は、肩だけでなく首や頭も緊張して血流不足なってしまっている傾向にあるので、頭痛も併発してしまう可能性が高くなります。
【緊張型頭痛の予防法】
・マッサージやストレッチ
長時間のデスクワーク中などには、頭の重さや肩こりを感じたらしっかりと休憩をとり、首筋や肩をマッサージしたり、簡単なストレッチで体全体をほぐすのが効果的です。
可能な場合は、コリや痛みを感じる部位を蒸しタオルなどで温めるのも効果的ですよ。
・ストレス解消
趣味やスポーツなど、打ち込めることをみつけてストレス解消できる場をもつことも効果的です。
無理をしない程度の運動を毎日続けるのも効果的です。
背筋や腹筋を鍛えたり、肩や首の筋肉をリラックスさせる体操などがおススメです。
・筋肉を収縮させない
普段からコリを感じたら温湿布やホットタオルなどで温めて解消するように心がけましょう。
湯船にゆっくり浸かることお効果的ですよ!