猫背でいることはその見た目だけでなく、じつは太りやすい姿勢であるということをご存じでしょうか。
とくに体型に悩みがちな女性にとって、太りやすい要因は取り去っておきたいですよね。
ではいったいなぜ猫背で太りやすいのか、そのおもな原因をご紹介します。
そもそも猫背の原因とは
猫背の原因としてはじめに思いつくのが、「姿勢の悪さ」ではないでしょうか。
その姿勢の悪さは、日常のよくある行動で簡単に引き起こされてしまいます。
その最たる例として挙げられるのが、スマートフォンやパソコンの使用時です。
とくにスマートフォンの使用時は手に持って操作するため、画面を見るときに目線が下になりがちになります。
すると体は自然と前かがみの状態になり、それが長く続くことで猫背が常態化してしまいます。
また、クセとしてついやりがちな方も多い、足を組んで座るのも猫背の原因の一つです。
足を組んだ際、上にした足側の骨盤が後ろに傾いてしまい背筋が伸びず、背中が丸まった猫背状態になってしまうためです。
ほかにも、立ちっぱなしの際に片方の足ばかりに重心をかけたり、いつも同じ側の手や肩で鞄を持つなど、左右どちらかに偏ったクセも猫背の大きな原因となります。
どうして猫背は太りやすい?
ではいったいなぜ、猫背は太りやすいといわれているのでしょうか。
そのおもな原因として挙げられるのが、運動不足です。
先ほど述べた猫背の原因で挙げた「足を組んで座る」「左右のどちらかばかりに重心をおく」というのは、そもそも体力と筋力が低下している可能性が高いと考えられます。
そしてこの体力と筋力の低下の大きな影響となっているのが、往々にして運動不足です。
運動不足というのはそもそも太りやすい原因なのですが、それに伴う筋力の低下はエネルギーの消費の妨げにもなってしまいます。
とくに猫背に影響するとされる、背中あたりにある広背筋という大きな筋肉などが弱くなると正しい姿勢を保つのは難しくなってしまいます。
すると本来の正しい姿勢であれば使えていたはずの筋肉は、硬くなるうえ動きが悪くなります。
筋肉の動きは血液やリンパの流れに直結するため、これらが滞ると代謝が低下してしまい、その結果太りやすくなってしまいます。
また、猫背でいると骨盤が歪みやすくなり、支えられていた消化器官がずれることによる代謝の低下も引き起こされます。
そのため、猫背でいることは太りやすいだけでなく骨盤の歪みなど目に見えない場所にまで悪影響を及ぼしてしまいます。
まとめ
猫背はスマートフォンの使用や足を組むなど、日常の何気ない行動やクセで常態化してしまいます。
とくに足を組むクセや左右どちらかに重心が偏りがちな方は、運動不足ですでに筋力が低下している可能性が高いといえます。
運動不足は心身の健康にも影響を与えるため、猫背で体型も気になるという方は軽いストレッチや運動をまずは始めてみてはいかがでしょうか。