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腰痛の検査と種類について

■2017/08/25 腰痛の検査と種類について


 
腰の痛みを我慢しない

 
腰痛は多くの日本人が抱えている症状であり、「病院へ行くほどのものじゃない。」と考えている人もたくさんいます。
 
しかし、腰痛が悪化すると普通に歩くことも困難になったり、常に腰を曲げて行動しなければいけなくなったりと日常生活に支障が出てきます。
 
医療の発展とともに腰痛の検査方法、治療方法も充実しつつあり、腰痛で医療機関を受診することも珍しいことではなくなってきました。
 
無理な我慢をして痛みがひどくなる前に、きちんとした検査をしてもらい、腰痛の治療を始めることで悪化を防ぐことができるのです。

 
腰痛の検査について

 
腰痛で医療機関を受診したら、まずは担当の先生の問診を受けます。
 
腰痛のほとんどは、発症原因を特定することが難しいので、問診を通して腰に悪影響を及ぼしているものが何なのかを探る必要があるのです。
 
また、腰痛の種類によって痛みがでる部位や強さに特徴が出てきます。
 
どのようなタイミングで痛みが強くなり、その痛みはどれくらい持続するのかなどの質問に答えることで腰痛の種類を推測します。
 
その後、骨の異常などを調べるために、レントゲン検査やMRI検査で具体的な疾患の場所を探します。
 
他にも問診で必要と判断されれば、以下のような検査が行われます。

 
●神経ブロック検査

 
椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症の特徴的な症状として、「しびれ」が挙げられます。
 
しびれが出るという事は、神経がダメージを受けているという事です。
 
この神経がダメージを受けているかどうかを調べる検査が「神経ブロック」です。
 
神経ブロックとは、画像診断で予測を付けた位置の神経根に局所麻酔を注射して、麻酔の効果が出る場合はその部分が痛みのもとだと判断できます。

 

●反射検査

 
背骨や脊髄に問題があると、脊髄反射のひとつである腱反射が無くなります。
 
腱反射の有無を調べて、脊髄に問題があるのかを診断する検査を反射検査と言います。
 
方法は簡単で、ゴム製のハンマーで膝頭の少し下を軽くたたきます。
 
正常であれば無意識に足が動きますが、反応が無いと椎間板ヘルニアの可能性があります。

 
●SLRテスト

 
膝を伸ばした状態で仰向けに寝て、補助されながら足を片方ずつ上げていきます。
 
足をどこまで上げることができるのか、痛みは無いのか、痛みはどのように変化するかなどを調べていきます。
 
足の角度が60~70度程度しか上がらない場合は、椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症・脊椎すべり症などの疾患があると予想できます
 
特に、足を上げたときに痛みと同時に痺れが出るようなら椎間板ヘルニアの可能性が一層高まります。
 

腰痛の種類について

 
腰痛にはいくつかの種類があり、検査によって特定できる場合もあれば、断定できないこともあります。
 
以下に腰痛の種類と特徴についてご紹介します。

 
①ぎっくり腰

 
ぎっくり腰は、何気ない瞬間や重い荷物を持ち上げたとき、振り返った瞬間など、日常の何気ない場面で発症する可能性があります。
 
突然やってくることと、あまりの痛みから西欧では「魔女の一撃」とも呼ばれ、恐れられています。
 
もともと腰痛持ちの人に多いぎっくり腰ですが、今まで腰に何の問題も無かった人が急にぎっくり腰になることもあります。
 
普通の腰痛と異なる点は、痛みの激しさからほとんど動くことができず、しばらくは絶対安静が必要なところです。
 
痛みが発生する部分は個人差があり、背骨が痛くなる人もいればお尻が痛む人もいます。
 
一般的な腰痛は中高年以降に増えますが、ぎっくり腰は若い人にも多く、油断はできません。
 
立ち仕事をしている人や長時間同じ姿勢をすることが多い人は、筋肉が柔軟性を失って硬くなっています。
 
そこに小さな刺激をくわえるだけで、枯れた木の枝がパキンと折れてしまうように、筋肉も簡単に傷ついてしまうのです。
 
ぎっくり腰は、激しい痛みが1週間~2週間程度続きます。
 
さらに、一度ぎっくり腰を経験した人は再びぎっくり腰になる確率が上がるというデータもあるので、注意が必要です。
 


②椎間板ヘルニア

 
椎間板ヘルニアは、腰椎の間で骨同士が直接ぶつかるのを防ぐ役割を果たす椎間板が、本来あるべき場所から飛び出して神経を刺激している状態です。
 
 
腰部の椎間板は特に負担がかかりやすく、ちょっとしたきっかけで外に飛び出してしまう恐れがあります。
 
神経が刺激されているため、痛みだけでなくしびれを感じることが多いのが椎間板ヘルニアの特徴です。
 
若い世代が発症することも多く、過度なスポーツや姿勢の乱れが大きな原因としてあげられます。
 
激し痛みを伴うことが多い椎間板ヘルニアですが、中には症状が全くでない人もいます。
 
症状がない場合は、特に治療をする必要もないので経過観察という事になります。
 

③変形性腰椎症

 
変形性腰椎症は、加齢に伴って発症率が上がる腰痛です。
 
加齢によって椎間板や関節、靭帯が変性した痛みや違和感が起こります。
 
若いときに重労働に従事していた人や、遺伝的になりやすい人が年齢を重ねることで発症します。
 
長時間同じ姿勢をしている時や朝起きたときに痛みが強く出ることが多く、動いていと痛みが落ち着いていきます。
 
外見的にも左右の歪みが激しくなる、腰が曲がり前傾姿勢になるといった変化が見られます。
 

④腰部脊柱管狭窄症

 
背骨の中に通っている管のことを脊柱管と言い、神経と血管が存在しています。
 
腰部脊柱管狭窄症は、この脊柱管が狭くなり中の神経が圧迫されることによって症状が出ます。
 
生まれつき背骨が歪んでいたり、加齢で骨が変性すると脊柱管が狭くなる傾向にあります。
 
脊柱管狭窄症は、しびれや痛みに加えて「間欠性跛行」という症状が特徴的です。
 
間欠性跛行とは、歩いていると徐々にしびれや痛みが現れて、だんだん歩けなくなり、しばらく休憩すると再び歩けるようになる症状です。
 
また、姿勢を変えることによって痛みに変化が出やすいという特徴もあります。
 
腰痛・ぎっくり腰に関する治療の詳細についてはこちらをご覧ください。
 

 
 

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